パワーアンプ部門（3）（100万円以上 [税込110万円以上] ）第1位 ブルメスター 216【HiVi冬のベストバイ2022 特設サイト】

フラッグシップ機159の技術とエッセンスを盛り込んで完成したステレオパワーアンプ。フルバランス回路を採用するとともに、パワーアンプ部の放熱に銅製ヒートパイプを用いて最適動作を実現。低インピーダンスのスピーカーにも高い駆動力を発揮する。パワフルさを備えつつ、色彩感が豊かでニュアンスに富んだ表現力を持つ懐の深いアンプだ。

フラッグシップ機159の開発過程で得られた技術を継承したステレオパワー機。具体的には、銅製ヒートパイプを用いたクーリング設計と、さらに進化したフルバランス構成のオリジナル回路「X-Amp」のコンビネーションである。一目でブルメスターとわかる意匠を継承しつつ、よりパワフルに、より静謐になったサウンドパフォーマンスだ。

ブルメスターはドイツのハイエンドオーディオブランドで、1978年の創立。その最新製品が当機である。先に登場したモノ・パワーアンプ159直系のステレオバージョンと考えればよく、ロングセラー911シリーズの後継機となる注目作だ。艶やかに色彩感豊かに研ぎ澄まされた音は、さすが強靭な説得力。入力はバランス接続専用だ。

部品の特性から見極めて、熟練工によってハンドメイドするというモノづくりに取り組む独の名門、ブルメスター。本機は超弩級モノーラルパワーアンプ159の開発過程で得た技術を積極的に投入して仕上げられたステレオパワーアンプだ。サウンドは強靱かつ鮮烈。キラキラとシルクの光沢を持つ高音域は、思わず頬ずりしたくなるようなきめの細かさだ。

同社のフラッグシップ・モノーラル・パワーアンプ159の技術を踏襲して新たにステレオ機として登場したニューモデル。信号経路からカップリングコンデンサーを排除、DCカップリングとした完全フルバランス回路が採用されている。エステロンXB Diamond MKIIを鳴らしてみたが、その圧倒的なドライバビリティに感動させられた。