Astell&Kern/qdc/Luminox Audio

 中野サンプラザ15Fのリーフルームでは、アユートが取り扱う人気ブランドAstell&Kernの新製品DAP「SP3000」とイヤホン「Odyssey」が人気を集めており、お昼の時点で試聴券は残りわずかとなっていた。

画像: Astell&Kern/qdc/Luminox Audio

 SP3000、Odysseyについては既に製品発表されており、今回はそのパフォーマンスを体験できる初の機会ということになる。特にSP3000は人気の高い「SP2000」の後継モデルで、どのように音が変化したのかを確認したいというユーザーも多かったようだ。

画像: 「qdc TWS」

「qdc TWS」

 その他の新製品としてはqdcのBluetoothアダプター「qdc TWS」が展示されていた。同社専用コネクターを搭載したモデルで、qdcのIEMなどに取り付けて完全ワイヤレスイヤホンとして楽しめるようになるオプションアイテムだ。

 クアルコムのQCC3040チップを搭載し、BluetoothのコーデックはSBC、AAC、aptXに対応済み。連続使用時間は約8時間。10月頃に、2万円前後での発売を予定している。

画像: 「Sapphirus」(左)と「Rubeus」(右)

「Sapphirus」(左)と「Rubeus」(右)

 もうひとつ、リケーブルブランドのLuminox Audioから「Sapphirus」(ラテン語で貴重な石、宝石)と「Rubeus」(同 貴重な石、赤)も発表された。

 どちらも既発売の「Booster Blue」の後継モデルで、6N銀コーティングを施した無酸素銅と4N銀メッキ銅を使った6芯ツイスト構造を採用。両モデルの違いはチューニングによるものとのことだ。Booster Blueは超高純度OCCと銀メッキ超高純度導線による6芯ツイスト構造だったので、線材そのものも進化していることになる。

 プラグは2.5mm/4.4mmバランス、3.5mmアンバランス、コネクターはMMCX、2pinなど多彩なバリエーションが準備されている。これらのどれを標準仕様として提供するかは今後決定していくようだ。発売時期、価格とも未定だが、値段のイメージとしては3〜4万円を目指したいとのことだった。

SHURE/AUDEZE

画像1: SHURE/AUDEZE

 エトワールルームには、完実電気が取り扱っている各ブランドの製品が並べられていた。

 一番人気はSHURE(シュア)の「SE846 第2世代」で、こちらも試聴券を求めて多くの来場者が足を運んでいた。9月30日の発売で、価格は¥129,800(税込)の予定とのこと。

 ドライバーユニットはSE846を踏襲し、低域用×2、中域用、高域用の4基のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載する。第1世代からの大きな変更点は、新たに「エクステンド」ノズルインサートが追加されたことだろう。

 SE846では、音道管にノズルインサートと呼ばれるパーツを装着することで、ユーザーの好みのサウンドを選択できるようになっていた。これまでは3種類の交換用ノズルインサート(バランス、ウォーム、ブライト)が準備されており、今回のエクステンドはよりクリアーで空気感が再現できるサウンドを実現するという。

画像2: SHURE/AUDEZE

 もうひとつ、AUDEZE(オーデジー)のヘッドホン「MM-500」が参考出品されていたのも話題だろう。オープン型のモニターヘッドホンで、スタジオ以外の環境でも音楽制作時と同等のクォリティを提供できる製品として開発されている。

 同ブランドの「LCD-5」をベースにしており、主な変更点は振動板がUltra-Thin Uniforceに変更された点や能率が90dB/W/mから100dB/W/mになったことだろう。質量は495gに増えている(LCD-5は420g)。

Chord Electronics/Pathos Acoustics

画像: Chord Electronics/Pathos Acoustics

 15Fフォレストルームには、タイムロードがブースを展示。ハイエンドオーディオ機器としてもお馴染みの、Chord(コード)やPathos(パトス)といった憧れの機器の音を体験できる貴重な場となっていた。

 “いつかはDAVE” という謳い文句で、コードのD/Aコンバーター「DAVE」とパトスのヘッドホンアンプ「InPol Ear」をつないでフォーカルの「STELLA」をドライブした音を体験可能。他にも “イタリアの世界” としてパトスのヘッドホンアンプ「Aurium」を、“ANNI小さな巨人” としてコードのDAC「Qutest」+プリメインアンプ「ANNI」もデモされていた。

Sound Leverage

画像: Sound Leverage

 Sound Leverageのプリアンプ/ヘッドホンアンプ「Inva」は春のヘッドフォン祭2022miniに引き続いての展示を行っていた。

 Invaは持ち運ぶハイエンドをコンセプトに開発されたアナログ入出力モデル。入力端子はXLRバランスと3.5mmミニジャックが各1系統で、出力端子はXLRバランスと4.4mm/6.3mmのヘッドホンジャックを装備する。

 本体の外観や端子類のスペックは変わっていないが、内部回路は改善が加えられているそうで、今後はPD3.1に対応することでより安定した電力を確保、音質改善を目指すという。

 最近は可搬性の高さと音質がゲーム愛好家から注目されているそうで、eスポーツの現場での活用も期待されているそうだ。価格は6,000米ドルで、納期は3ヵ月前後だそうだ。

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