ソニーピーシーエル(以下、ソニーPCL)が、この2月より新たに開設した映像制作の新たな拠点となる「清澄白河BASE」が本日3月28日、報道陣に公開された。
清澄白河BASEは、麻倉怜士氏のインタビュー記事にもあるように、ソニーの誇る高輝度LEDディスプレイ「Crystal LED Bシリーズ」を常設設置した、国内初のバーチャルプロダクションスタジオとなる。
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そのディスプレイは、横15.2m×高さ5.4m、画面サイズにしておよそ635インチ。画素ピッチは1.58mmとなり、総ピクセル数は9600×3456にて、高精細・高輝度な8K映像を表示することが可能。グリーンバック撮影による後工程での背景合成作業を、リアルタイムに行なえるのが特徴となる。
天井には、7m×7mの正方形の、照明も兼ねたLEDパネル(1008×1008ピクセル)も設置されており、車のような表面に映像が映り込む素材の撮影においても、背景のCrystal LED Bディスプレイと合わせ、自然な映り込みを可能としている。
なお、その天井部分(LEDパネル、およびそのLEDパネルを外れた部分)には、撮影用カメラの動きを把握するためのセンサーが組み込まれており、そのセンサーからの信号を、カメラ上部に設置したセンサーで受信。カメラ下に設置した機械でリアルタイムにモニタリングし、フロア後方にあるコントロールエリアのUnreal Engineによって、カメラの動きと同期させた映像を、Crystal LED Bディスプレイ(+天井LEDディスプレイ)に表示させるようになっている。
すでに、MVやCM撮影、オンラインミーティングなどでの活用実績もあるそうで、ソニーグループの持つエレクトロニクス技術と、同社の映像制作に関するソリューションを組み合わせて、新たな映像表現を可能にする拠点として、日本国内のみでなく、広く世界へ向けてサービスを展開していきたい、としている。
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