オーディオビジュアルの専門誌として35年以上の伝統を誇る月刊HiViが主催する「HiViグランプリ」。同賞は、その年のAV界を牽引した優秀製品を選定するビッグイベントであり、業界でもっとも権威がある年間アウォードとして定着した催しとなっている。

37回目の開催となったHiViグランプリ2021は、昨年11月2日に選考会を開催し、〔ゴールド・アウォード〕を始めとする三賞、部門賞、特別賞を決定した。その詳細は、HiVi2022年1月号、あるいは、ステレオサウンドオンラインでお伝えした通りだ。また、例年であれば、ステレオサウンドグランプリともに、記念盾を贈る授賞式を開催し、その栄誉を称えるところであるが、感染症予防の観点から、昨年同様にこれを中止している。

ただし、HiViグランプリとして史上初の同時受賞となった〔ゴールド・アウォード〕の2製品(パナソニックDMR-ZR1と、ビクターDLA-V90R)に関しては、年間最高賞の受賞盾を直接お渡ししたいとの考えから、染症予防対策を万全に行なったうえで、選考委員長の麻倉怜士氏ならびにHiVi編集部の最少体制で、一昨日(2022年1月31日)と昨日(2月1日)の2日に分けて、最高賞を獲得した株式会社パナソニックと株式会社JVCケンウッドの両社を訪問し、記念盾を授与した。ここでその様子をご紹介したい。

画像: HiViグランプリの記念盾

HiViグランプリの記念盾

4Kレコーダー パナソニックDMR-ZR1

画像: パナソニックDMR-ZR1 オープン価格(実勢価格36万円前後)

パナソニックDMR-ZR1 オープン価格(実勢価格36万円前後)

パナソニックの4KレコーダーDMR-ZR1の授賞に対し、麻倉委員長からは選考の経緯ならびに「パナソニックが長年築き上げてきた高性能レコーダーの歴史、そして高画質/高音質ビデオプレーヤーの伝統を見事に統合しつつ、22.2ch音声のアトモス変換出力機能など、新たな価値を提案した画期的な製品として高く評価された」とコメント。

画像: 麻倉選考委員長から記念盾を受け取る岡田智之氏(写真右)

麻倉選考委員長から記念盾を受け取る岡田智之氏(写真右)

盾を受け取った同社の岡田智之氏(エンターテインメント&コミュニケーション事業部ビジュアル・サウンドビジネスユニット ビジネスユニット次長)からは、「数ある賞の中でも、HiViグランプリは別格の存在であり、技術、製品づくりの頂点を目指すためのベンチマーク、目標として極めて重要なものと考えています。昨年の有機ELテレビTH-65HZ2000に続き、DMR-ZR1が2年連続で〔ゴールド・アウォード〕を獲得するという栄誉を浴することになり、たいへん感激しています。これも開発スタッフのさまざまなこだわり、想いを高く評価していただいた結果だと考えています」との言葉があった。合わせてDMR-ZR1の開発を担当したエンジニアなどの関係者たちとリモートでつなぎ、本機に対する想いやHiViグランプリへのこだわりなど、感激のコメントを寄せていただいた。

画像: 大阪・門真の開発スタッフの方々とはリモートでつなぎ、コメントしていただいた

大阪・門真の開発スタッフの方々とはリモートでつなぎ、コメントしていただいた

HiViグランプリ2021 〔ゴールド・アウォード〕
4Kレコーダー パナソニックDMR-ZR1
https://panasonic.jp/diga/products/zr1.html

8Kプロジェクター ビクターDLA-V90R

画像: ビクターDLA-V90R ¥2,750,000 税込

ビクターDLA-V90R ¥2,750,000 税込

ビクターの8KプロジェクターDLA-V90Rの授賞に対しては、麻倉委員長からは選考の経緯とともに次のようなコメントが寄せられた。「DLA-V90Rは圧倒的な高画質が高く評価された結果、選考委員全員の総意として本機は最高賞にふさわしいという判断となりました。8K、4K/120p入力に対応したこと、あるいは8K/e-shfitXという進化した8K表示技術という新機軸が高く評価されたことだけでなく、JVC/ビクターが長年培ってきたプロジェクターの絵づくり、モノづくりの伝統、技術力の集大成としての完成度の高さも大いに評価されました」

画像: 記念盾を受け取る岩崎初彦氏(写真右)

記念盾を受け取る岩崎初彦氏(写真右)

岩崎初彦氏(執行役員/メディアサービス分野責任者 MS分野メディア事業部 事業部長)からは受賞にあたって「今回の製品シリーズからブランドを<ビクター>としています。そうした部分からもおわかりいただけるように、事業部としても極めて高い想い入れを持った製品がこのV90Rとなります。そんなこだわりのある製品がHiViグランプリの最高賞を獲得できたのはたいへんありがたく、また嬉しくもあります」とコメントがあった。近江亮介氏(MS分野メディア事業部ソリューションBU BU長)からは「HiViグランプリの〔ゴールド・アウォード〕受賞は、製品に関わったエンジニアすべてが誇りに感じていますし、勇気付けられています」との言葉があった。

画像: DLA-V90Rの実機を前に記念盾の授与が行なわれた。左から麻倉選考委員長、岩崎初彦氏、近江亮介氏

DLA-V90Rの実機を前に記念盾の授与が行なわれた。左から麻倉選考委員長、岩崎初彦氏、近江亮介氏

HiViグランプリ2021 〔ゴールド・アウォード〕
8Kプロジェクター ビクターDLA-V90R
https://www.victor.jp/projector/lineup/dla-v90r/

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