D/Aコンバーター部門(1)〈20万円未満[税込22万円未満]〉第1位 イヤーメン Tradutto
オープン価格(実勢価格9万円前後)
ここがスゴイ!
実に力強く濃密。特にバランス出力の音が出色(小原)
フルバランス設計の本格派DAC。音もなにより本格派(藤原)
価格が信じられない素晴らしい音が飛び出す!(和田)
ベストワン 麻倉怜士
EARMEN(イヤーメン)は2019年にシカゴで創業されたメーカー。東欧のオーディオ大国、セルビアのオーディオ企業と密接な関係を持つ。Traduttoはポータブル型TR-Ampに続く、日本初上陸の据置き型のD/Aコンバーター。PCM 768kHz/32ビット、DSD 22.5MHz、MQA再生が可能だ。音の情報量を確実に再生し、アーティストのニュアンスのディテイルまでこと細かに、豊かな感情を湛えて再生する。情報量と情感の再現に長けたDACだ。
ベストワン 潮晴男
コンパクトなサイズのボディにESSテクノロジーズ製のハイスペックなDACチップを搭載したD/Aコンバーター。外付け電源仕様だがアルミブロックを削り出したシャーシと実装密度の高い4層の金メッキ基板を採用するなど、実に凝った内容に仕上げられている。なりは小さくても、大人の味わいを感じさせるふくよかなサウンドを奏でてくれることが何よりも嬉しい。
ベストワン 小原由夫
2019年に米シカゴで誕生、設計製造はヨーロッパという新進ブランド。ポータブルDAC・TR-Ampもなかなかの実力だが、このコンパクトなデスクトップ型機も注目に値する。PCM 768kHzはもちろん、DSD 22.5MHzのネイティブ再生が可能。MQAレンダリングにも万端対応である。実に力強く、濃密なサウンドを聴かせる。特にバランス出力の音がいい。
ベストワン 土方久明
安価な価格帯のD/Aコンバーターは競争が激しいが、ここに来て期待の新星が登場した。アメリカのシカゴに拠点があるイヤーメンのTradutto(トラデュット)である。コンパクトなシャーシや、PCM 768kHz/32ビット、DSDは22.5MHzに対応するなどトレンドをおさえており、設計と製造はヨーロッパで行なわれている。音質はかなりの本格派で一聴して情報量が豊富で周波数レンジ、ダイナミックレンジともに広大で価格を感じさせない再生音だ。
特選 藤原陽祐
新進気鋭のオーディオブランドEARMENが送り出すフルバランス設計の本格派DACシステム。筐体はアルミ削り出しの豪華な仕様。回路基板はこの筐体の天板側に取り付けられ、外部からの振動の影響を最小限に抑えている。音の芯を明確にとらえつつ、粘りがある。きめ細かな響きで、聴き手をやさしく覆い包むような独特の風合いが心地いい。
特選 山本浩司
PCM 768kHz/32ビット、DSD 22.5MHzにまで対応したレゾリューションに死角なしのコンパクトなD/Aコンバーター。情報量豊かなワイドレンジ・サウンドが特長で、10万円以下で音のよい単体DACをお探しの方にお勧め。アダプター電源をより本格的な製品に換装すれば、いっそう力感あふれる音が楽しめるはず。
特選 和田博巳
低価格ながら超ハイスペックを謳うD/Aコンバーターは数多い。本機もそうだが、驚いたのはとにかく例外的に音がよいこと。特にアンプにつなげられた他のケーブルを全部抜いた状態で、本機をバランス接続して聴くと、この低価格が信じられないような素晴らしい音が飛び出す! 電源アダプターを高級化するとさらによい音になる。
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