ステラは、VIVID Audioの小型2ウエイスピーカー「KAYA S12」の発売をスターとする。価格はスタンダードカラーが¥594,000、アップグレードカラー/オーダーカラーは¥704,000(どちらもペア、税込)。また専用スタンド(¥176,000、ペア、税込)も発売される。いずれも9月1日受注開始だ。

 KAYA S12は、2019年の東京インターナショナルオーディオショウで世界に先駆けてプロトタイプが発表されたKAYAシリーズの末弟だ。それから2年弱、じっくり時間をかけ、完成度を高めての登場となった。

画像: エンクロージャーに内包されるオムニ・アブソーバー

エンクロージャーに内包されるオムニ・アブソーバー

 12リットルの内部容積に、「G1 GIYA」で完成させたウーファーユニットのエンクロージャー共振を消し去るアブソーバーチューブ技術を踏襲。小型エンクロージャーにフィットさせるために、オムニアブソーバーという新たな消音器構造を開発・搭載している。VIVID Audioの大型機と同様に、共振・共鳴のない透明なサウンドを楽しめるという。

 ウーファーには、「C100SE」を長振幅化した「C100SL」を搭載。これはKAYA上位モデルに搭載されている「C125D」と同じマグネットシステムを採用した、小口径+長振幅+超高磁束を誇る新ドライバーだ。トゥイーターには全モデルに採用されている「D26」を使用。トゥイーターにも浅いウエーブガイドを設けることで、クロスオーバー帯域での指向性を完全に揃えている。

 硬化ポリウレタンによる、エッジのない3D曲面で構成されたエンクロージャーは、不要な音の反射や回折を皆無とし、フォーカスのにじみやボケも一切ない。VIVID Audioならではの視覚的なサウンドステージを実現している。

 ピアノブラック、パールホワイト、オイスターマットグレーのスタンダードカラーに加えて、アルピナブルーとジャガーグレーのアップグレードカラーを用意。他のVIVID Audioスピーカーと同様に、オーダーカラーの注文も可能だ。

画像: 別売のスタンドに取り付けたイメージ

別売のスタンドに取り付けたイメージ

「KAYA S12」の主なスペック

●型式:2ウエイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:26mmドーム型トゥイーター+アブソーバー・チューブ、130mmコーン型ウーファー
●能率:87dB/2.83V/m
●インピーダンス:8Ω(最小5.3Ω)
●再生周波数帯域:45Hz〜25kHz(-6dB)
●クロスオーバー周波数:3,000Hz
●寸法/質量:W237×H400×D254mm/8kg

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