ソニーから、ホームシアターシステムの新製品サウンドバーとオプションスピーカー、サブウーファーが5モデルまとめて発表された。それぞれの型番、市場想定価格(税込)、発売日は以下の通り。

●4.0chシステム
HT-A9 市場想定価格¥220,000前後(セット、8月7日発売)
●サウンドバー
HT-A7000 市場想定価格¥154,000前後(8月28日発売)
●ワイヤレススピーカー
SA-RS3S 市場想定価格¥44,000前後(ペア、8月28日発売)
●サブウーファー
SA-SW5 市場想定価格¥83,000前後(8月7日発売)
SA-SW3 市場想定価格¥44,000前後(8月7日発売)

画像: サウンドバーの「HT-A7000」

サウンドバーの「HT-A7000」

 ここではサウンドバーの「HT-A7000」とワイヤレススピーカー「SA-RS3S」、ワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」について紹介したい。

 最近は巣ごもり需要もあって、テレビ市場が好調だ。さらに4Kテレビが40%近くに届くなど、高精細・大画面化が進んでいる。それに連れて、サウンドバーも着実に増えているそうだ。導入のきっかけはテレビの買い替えと同時という方が多いようで、特に4Kテレビの場合は13〜14%がサウンドバーを同時購入しているという。

 ソニーではこれまでも多くのサウンドバーをラインナップしているが、今回そこに70インチ以上の大画面テレビに向けた迫力と臨場感のあるモデルを追加している。

画像: 合計11基のユニットを内蔵し、本体だけで7.1.2のイマーシブオーディオが再生可能

合計11基のユニットを内蔵し、本体だけで7.1.2のイマーシブオーディオが再生可能

 そのHT-A7000は、天井や壁の反射と、独自の「Vertical Surround Engine」「S-FORCE PRO」技術との組み合わせで7.1.2のイマーシブサウンドを再現する、ソニー・サウンドバーのフラッグシップとなる。対応信号はドルビーアトモスやDTS:X、さらに360 Reality Audio(アップデートで対応予定)などで、圧縮信号で失われた帯域を再現するDSEE Extremeも搭載する。

 本体正面にフロントL/C/R用として5基のユニットを搭載、さらにセンター用ユニットの両脇に楕円型サブウーファーを2基と、両端にビームトゥイーターを搭載する。本体天面の左右両端には上向きのイネーブルドスピーカーも内蔵している。それらのユニットは歪みを低減するための新形状を採用したX-Balanced Speaker Unitで、HT-A7000用に新設計されている。

 またユニークな使い方として、ブラビア「A90J」「A80J」「X95J」シリーズとの組み合わせで、テレビのスピーカーをセンター用に使うこともできる。テレビとHT-A7000を付属のオーディオケーブルでつなぎ、HDMI CEC画面から設定をすると、HT-A7000側でセンター成分を両方のスピーカーに振り分けてくれるというものだ。

画像: オプションのワイヤレスリアスピーカー「SA-RS3S」

オプションのワイヤレスリアスピーカー「SA-RS3S」

 さらにHT-A7000は本体だけでイマーシブオーディオ再生ができるが、もっと迫力のある再生をしたいという人のためにオプションのワイヤレスリアスピーカー「SA-RS3S」が準備されている。アンプ内蔵アクティブ型の2ウェイ2スピーカーで、W100×H187×D100mmというコンパクトサイズ。電源を入れるだけで自動的に接続してくれるので設置もとても簡単だ。

 同じくオプションのワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」もHT-A7000との組み合わせを想定したモデルで、SA-SW5は18cmウーファー内蔵のパッシブラジエーター型、SA-SW3は16cmウーファーを使ったバスレフ型となる。どちらも歪みの少ないシグマ型磁気回路とセパレートノッチエッジ構造を採用している。

 なおHT-A7000とSA-RS3SやSA-SW5、SA-SW3間の接続は5GHz帯域のWi-Fi(48kHz/24ビット)を使っているので遅延も少なく、サラウンド再生時でも音場が狂うことはないだろう。

画像: オプションのワイヤレスサブウーファー。左が「SA-SW3」で、右は「SA-SW5」

オプションのワイヤレスサブウーファー。左が「SA-SW3」で、右は「SA-SW5」

 HT-A7000はW1300×H80×D142mmというサイズで、大型テレビとの組み合わせが想定されている。その場合、当然ながら映像に相応しい広い音場空間が欲しくなることだろう。もちろんHT-A7000だけでもそれなりのサラウンド音場は再現できるだろうが、そこにリアスピーカーやサブウーファーを加えることでいっそうの移動感、迫力を楽しめるはずだ。

 なおHT-A7000にはマイクが内蔵されており、設置時にキャリブレーションを行うことで最適なサラウンド再生ができる。リアスピーカーやサブウーファーを加えた場合も改めて測定することで最高のパフォーマンスを実現できるとのことだ。

「HT-A7000」の主なスペック

●使用ユニット:46×54mmフルレンジスピーカー×5(L/C/R/TOP L/TOP R)、ビームトゥイーター×2(SL/SR)、51×97mmウーファー×2(サブウーファー)
●接続端子:HDMI入力×2(8K/4K/3D/eARC対応)、HDMI出力×1(8K/4K/3D/eARC対応)、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1(ミニジャック)、センタースピーカー用出力×1、他
●Bluetoothコーデック(送信・受信):SBC、AAC、LDAC
●消費電力:約65W(待機時約0.5W以下)
●寸法/質量:W1300×H80×D142mm/約12kg

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