エレクトリから、McIntoshの新製品として、ハイブリッド・インテグレーテッドアンプ「MA12000」が発売される。価格は¥1,800,000(税別)。

画像1: McIntosh、プリ部に「12AX7A」真空管を4使用したハイブリッド・インテグレーテッドアンプ「MA12000」を発売。デジタルコンテンツにも多彩に対応

 MA12000は、真空管プリアンプと半導体アンプを組み合わせた、ハイブリッドタイプのプリメインアンプ。プリアンプ部には、「12AX7A」真空管を4本搭載し、定格出力は実に、350W+350W(2/4/8Ω)を誇るなど、同社インテグレーテッドアンプの中では、最もパワフルなモデルになるという。

 また、接続端子は豊富に搭載しており、アナログ入力だけでなく、各種デジタル・オーディオの入力にも対応するなど、各種コンテンツへの対応度も高く設計されている。

画像2: McIntosh、プリ部に「12AX7A」真空管を4使用したハイブリッド・インテグレーテッドアンプ「MA12000」を発売。デジタルコンテンツにも多彩に対応

 アナログ入力はバランス×2、アンバランス×6、フォノMC×1、フォノMM×1という全10系統。デジタル入力は、同社DA2デジタルオーディオモジュールを採用しており、同軸×2、光×2、USB×1、MCT×1、HDMI(オーディオ用 ARC)×1の、全7系統を装備する。仕様は同時発表の真空管プリアンプ「C8」と同様となり、次世代のクアッドバランス、8チャンネル、32bitのDACチップにより、USB入力では最大DSD512、DXDは384kHzまでのネイティブ再生に対応、同軸入力と光入力では最大192kHz/24bitまでのデジタルフォーマットのデコードに、それぞれ対応する。

 さらに、DA2はRoon LabsからRoon Testedの指定を受けているため、膨大なデジタルコンテンツ(ライブラリ)を所有するユーザーにとっては、RoonとMcIntoshの両方で(コンテンツが)プロファイリングされることで、互換性がとれるようテストされているという。

 なお、スピーカーとシステム全体を保護するために、本機にはアンプの出力信号をモニターして、スピーカーを損傷するクリッピング出力を防ぐパワーガード回路を搭載する。これはヒューズレスの仕様で、電流が安全な動作レベルを超える前に出力段を切り離し、正常に戻ると自動的にリセットされるようになっているそうだ。

MA12000の主な仕様
<プリアンプ部>
周波数特性:20Hz~20kHz(+0、-0.5dB)、10Hz~100kHz(+0、-3dB)
全高調波歪率:0.03%以下(20Hz~20kHz)
定格出力:バランス 3.4V、アンバランス 1.7V
最大出力電圧:バランス 8Vrms、アンバランス 8Vrms
入力感度:バランス 600mV、アンバランス 300mV、フォノMM 3.0mV、フォノMC 0.3mV
S/N比(A-Weighted):ライン 95dB(定格出力)、フォノMM 77dB(3mV入力以下)、フォノMC 75dB(0.3mV入力以下)
入力インピーダンス:バランス 44kΩ、アンバランス 22kΩ、フォノMM 47kΩ / 50 - 400pF(50pFステップ)、フォノMC 100pF / 50、100、200、400、1000Ω
最大入力レベル:バランス 16V、アンバランス 8V、フォノMM 80mV、フォノMC 8mV
電圧ゲイン:15dB (ライン)、55dB(フォノMM)、75dB(フォノMC)
ヘッドホン出力負荷インピーダンス:100~600Ω

<デジタルオーディオ部>
デジタル入力:同軸/TOS光デジタル入力=192kHz/24bit、USBデジタル入力=384kHz /32Bit、DSD512、DINデジタル入力=PCM192kHz/24bit SACD、HDMI=PCM192kHz/24bit、DTS、Dolby Digital

<パワーアンプ部>
定格出力:350W+350W(2/4/8Ω)
出力インピーダンス:2Ω、4Ω、8Ω
定格周波数帯域:20Hz~20kHz
全高調波率:0.005%以下(250mW-150W)
ダイナミック・ヘッドルーム:1.5dB
混変調歪率:0.005%
ワイドバンド・ダンピングファクター:40以上

寸法:W445×H240×D502mm(突起物含む)
質量:48.9kg

This article is a sponsored article by
''.