NECパーソナルコンピューターは、1月11日より(~14日)完全オンラインで開催される年初恒例の家電見本市 CES2021に、下記の2種類のプロトタイプを出展すると発表した。
一つは同社フラッグシップノートパソコン「LAVIE Pro Moble」をベースに、第11世代のインテルCPU(Core-i7-1165G7)を搭載し、US仕様のキーボードとした「LAVIE Pro Moble US Model」。
もう一つは、8インチの液晶ディスプレイ仕様の、いわゆるUMPCに分類されるポケットサイズのノートパソコン「LAVIE MINI」だ。ゲームユーザーをターゲットにしているようで、発表された写真には、本体装着タイプのゲームコントローラーパーツもラインナップされている。
LAVIE Pro Moble US Modelについては、13.3インチのIPS仕様の液晶を搭載し、本体質量は約889g。内蔵バッテリーで10時間の駆動が可能という。メモリーは16GB、記録媒体は512GBのSSD(M.2 2280 PCle)。Wi-Fi6に対応し、接続端子はUSB 3.1(Type-A×1、Type-C×2、HDMI、Audioを備え、マイクロSDカードスロットもついている。Type-C端子の1系統は、映像出力(DisplayPort Alt mode対応)、USB-PD(PowerDelivery)に対応するようになっている。
LAVIE MINIについては意外とハイスペック仕様となっていて、CPUにはインテルの第11世代Core-i7-1180G7を採用し、液晶はIPS仕様で1920×1200(WUXGA)解像度で、タッチパネルとなっている(輝度は400nitsとか)。メモリーは16GB、記録媒体は256GB SSD、質量は約579g、Wi-Fi6に対応し、ステレオスピーカーも内蔵している。バッテリーも内蔵(26Whr)しているが、駆動時間は明示されていない。試作機は常時ファンがブンブンと回っており、製品化へ向けては、排熱設計の煮詰めが必要なようだ。
オプションかセット販売かも不明ながら、ゲームを行なう際のゲーミングアダプターや、充電やテレビへの映像出力が可能な専用ドッグもラインナップされていた。
ちなみに、液晶画面は360度回転するいわゆるYOGAタイプとなる。