竹中直人さん、山田孝之さん、齊藤 工さんの3人が映画監督として共同制作した、奇跡の実写映画化『ゾッキ』が、2021年春に全国公開される。

 『ゾッキ』は、ミニシアターの公開ながら4万人動員の大ヒットを産んだ『音楽』の作者であり、その独得な表現力が唯一無二の作家と称される天才漫画家、大橋裕之の幻の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」を原作にした作品だ。

 映画監督として、8作目となる竹中さん、3作目の齊藤さん、映画作品初監督となる山田さんというキャリアの異なる3人だが、いずれもこれまで俳優として第一線で作品至上主義を徹底してきた。そんな3人が一丸となり、大橋氏の生まれ故郷・愛知県蒲郡市でロケを敢行、多彩なキャスト・音楽など、それぞれのこだわりや人脈を集結させて制作した注目作となる!

 「ゾッキA」「ゾッキB」は、およそ30編の短編作品が収録されており、本作はその中から多数エピソードを織り交ぜて構成、脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕さんが書き上げている。ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑い包まれた、なんだかわからないけど、きっとあなたの明日を楽しくする、唯一無二のヒューマンコメディとなっている。

 そして今回、3人の監督がこだわり、人脈を集結させ、「理想の、最高のキャストが集まった」と豪語する、出演キャスト総勢18名が発表された。

 そのメンバーは、吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、南沙良、安藤政信、ピエール瀧、森優作、コウテイの九条ジョー、木竜麻生、倖田來未、竹原ピストル、潤浩、松井玲奈、渡辺佑太朗、石坂浩二、松田龍平、國村隼という豪華な面々。

 聴き慣れないタイトル『ゾッキ』とは“寄せ集め”という古本市場で使われる特殊用語。そのタイトルの意と同様に、天才漫画家・大橋裕之の才能と、竹中直人・山田孝之・齊藤工という3人の異能の監督に“寄せ集められた”多彩なキャストたちは、果たしてどんな役を演じるのか、期待は高まる。

 本作は、10月31日(日)〜11月9日(月)開催の第33回東京国際映画祭で“TOKYOプレミア2020”作品としてワールド・プレミア上映が決定しているほか、11月5日(木)〜22日(日)に開催される第40回台北金馬映画祭では、台湾プレミアとして上映されることも決定した。

竹中直人監督 コメント
 最高最強のキャスティング! 大橋裕之の世界にこんなにも素敵な俳優たちが集まってくれるなんて! ぼくは漫画《ゾッキ》にあまりにも感動したのです。そして《ゾッキ》映画化に賛同してくれるのは山田孝之、齊藤工しか考えられなかった…! 映画《ゾッキ》を絶対観たい!! と思って下さった方々ガタガタガタ ♪ に是非とも観て頂きたい! 何卒よろしくお願い申し上げます!(敬称略)

山田孝之監督 コメント
 ほんわかしたストーリーには少し刺激が強すぎるかもと思ってしまうくらい、個性豊かで魅力的な方々が集まってくださいました。少し優しくて、少し危険で、少し笑えて、少し寂しくなって、少し振り返って、少し歩き出せる。そんな映画です。少し楽しみにしていてください。

齊藤工監督 コメント
 キャスティングとは映画作りにおける一つの到達点(最初の)だと思っております。そう言う意味ではこの方々でしかあり得ない夢のキャスティングが成立したのではないかと、未だ多くは語れない本作ですが、個人的にはそのキャスティングのプロセス自体が不思議なくらい奇跡的で、彼らはその偶然を現場で必然にして下さいました。映画『ゾッキ』には何か宿っているのだと思います。

原作者・大橋裕之 コメント
 原作「ゾッキ」を思うと豪華すぎるキャストに驚きますが、映画『ゾッキ』には、もうこのキャスト以外考えられないぐらい皆さんハマってました。 何度も観たいです。どうぞお楽しみに。

映画『ゾッキ』
●監督:竹中直人 山田孝之 齊藤工●原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊)●脚本:倉持裕●プロデューサー:伊藤主税、山田孝之、川端基夫、川原伸一●企画:谷島正之 竹中直人●製作幹事:and pictures ギャガ●制作:and pictures、ポリゴンマジック●配給:イオンエンターテイメント ©2020「ゾッキ」製作委員会

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