ヤマハから、8K/60pの映像信号に対応したネットワークAVセンター「RX-V6A」（￥65,000、税別）と「RX-V4A」（￥45,000、税別）が発表された。RX-V6Aは10月中旬、RX-V4Aは10月下旬の発売を予定している。
“AVレシーバーの価値を再定義する”という思いのもと10年振りに外観デザインを一新、筐体・回路構成もいちから見直すことで映像・音質性能をさらに高めている。
フロントパネルの仕様は「RX-V6A」「RX-V4A」とも同一となる。写真はRX-V6A
上位モデルのRX-V6Aは7.1chパワーアンプ内蔵で、ドルビーアトモスやDTS:Xのデコード、さらにハイトスピーカーなしで3次元音場をバーチャル再生できるDolby Atmos Height Virtualizerにも対応している。弟機のRX-V4Aは5.1chパワーアンプ内蔵機でドルビーアトモスやDTS:Xには非対応となる。
加えて2モデルとも、4K/120pのパススルーやVRR、QMS、QFT、ALLMなどのゲーム用最新映像規格に準拠したHDMI端子も搭載している。他にもWAV/AIFF 384kHz/32ビット、DSD 11.2MHzをサポートするハイレゾ再生、音楽配信サービスの「Amazon Music」や「Deezer HiFi」にも対応するなど、様々なコンテンツに万全対応を果たした注目モデルとなっている。
両モデルの特長は以下の通り。
●4K/120p 4:4:4、BT.2020、HDR（HDR10、HDR10+、Dolby Vision、HLG）といった各種映像信号のパススルー/4Kアップスケーリングに対応するHDMI端子を装備（8K/60pパススルーはHDMI1〜3で対応）。
●映像ソースとディスプレイのリフレッシュレートを同期し映像のチラつきを抑制するVRR（Variable Refresh Rate）や画面のブラックアウトや表示の乱れを起こすことなく、素早くコンテンツの入力を切り替えることができるQMS（Quick Media Switching）を始め、映像ソース機器からの伝送速度を上げることでレイテンシーを低減するQFT（Qucik Frame Transport）、コンテンツに応じて画質優先/低レイテンシー優先を自動的に切り替えるALLM（Auto Low Latency Mode）など、最新のHDMI規格をサポート。
●RX-V6AはドルビーアトモスとDTS:Xに対応したサラウンドデコーダーを搭載。さらにDolby Atmos Height Virtualizerにも対応しているので、ハイトスピーカーを設置していない5.1ch、7.1ch環境でも、高さ方向を含むあらゆる方向から音が感じられる没入感の高い音場が得られる。
●シネマDSP技術やバーチャル・プレゼンススピーカー、視聴環境最適化システム「YPAO」により臨場感あふれるシアター空間を創出。
●2ch仕様のバーブラウン製384kHz/32ビットD/Aコンバーターをマルチチャンネル用に4基（RX-V4Aは3基）搭載したD/Aセクションやアナログ/デジタル完全分離パワーサプライなどの採用により、S/Nに優れた空間表現を実現。
●本体デザインは、黒鏡面仕上げの前面パネルの中央に大型ボリュウムノブを配置したシンプルかつ精度感の高いデザインに一新。情報を表示していないときには黒鏡面と同化する液晶ディスプレイやタッチセンサー式の操作ボタン、プレイド（格子）模様を施した天面/側面の放熱口などを採用する。
●ハイレゾ再生は、DSD 11.2MHz、WAV/AIFF 384kHz/32ビット（32bit-floatファイルは非対応）、FLAC 384kHz/24ビット、Apple Lossless 96kHz/24ビットをサポート
●音楽配信サービスのAmazon MusicやDeezer HiFiにも対応したほか、Spotifyのストリーミング聴取もSpotify Connect機能を利用して楽しめる（別途契約は必要）。
●独自のMusicCast機能も搭載済みで、家庭内に設置した複数のMusicCast対応音響機器の操作や、対応機器間での音楽コンテンツの共有などがひとつのアプリで行える。
「RX-V6A」の主なスペック
●定格出力（20Hz-20kHz、2ch駆動）：100W/ch（8Ω、0.06％THD）
●実用最大出力（JEITA、1kHz、1ch駆動）：150W/ch（8Ω、10％THD）
●内蔵パワーアンプ数：7ch
●接続端子：HDMI入力7系統（8K対応はHDMI1〜3）、HDMI出力1系統（8K対応）、デジタル音声入力2系統（同軸、光）、アナログ音声入力4系統（PHONO含む）、USB端子1系統、LAN端子1系統、フロントプリアウト、サブウーファープリアウト2系統、他
●シネマDSPプログラム数：17
●オブジェクトオーディオ対応：ドルビーアトモス、DTS:X
●Bluetooth再生対応コーデック（受信）：SBC/AAC
●対応音声フォーマット（USB、サーバー）：DSD 11.2MHz、Apple Lossless 96kHz/24ビット、WAV/AIFF 384kHz/32ビット（32bit-floatファイルは非対応）、FLAC 384kHz/24ビット、MP3/WMA/MPEG4-AAC 48kHz/24ビット
●ストリーミングサービス：インターネットラジオ、Spotify Connect、Amazon Music、Deezer HiFi対応
●消費電力：360W（待機時0.1W、HDMIコントロール/スタンバイスルー/ネットワークスタンバイOFF時）
●寸法/質量：W435×H171×D377 mm（アンテナ収納時）/9.8kg
「RX-V4A」の主なスペック
●定格出力（20Hz-20kHz、2ch駆動）：80W/ch（6Ω、0.06％THD）
●実用最大出力（JEITA、1kHz、1ch駆動）：145W/ch（6Ω、10％THD）
●内蔵パワーアンプ数：5ch
●接続端子：HDMI端子入力4系統（8K対応はHDMI1〜3）、HDMI出力1系統（8K対応）、デジタル音声入力2系統（同軸、光）、アナログ音声入力3系統、USB端子1系統、LAN端子1系統、サブウーファープリアウト2系統、他
●シネマDSPプログラム数：17
●Bluetooth再生対応コーデック（受信）：SBC/AAC
●対応音声フォーマット（USB、サーバー）：DSD 11.2MHz、Apple Lossless 96kHz/24ビット、WAV/AIFF 192kHz/32ビット（32bit-floatファイルは非対応）、FLAC 192kHz/24ビット、MP3/WMA/MPEG4-AAC 48kHz/24ビット
●ストリーミングサービス：インターネットラジオ、Spotify Connect、Amazon Music、Deezer HiFi対応
●消費電力：260W（待機時0.1W、HDMIコントロール/スタンバイスルー/ネットワークスタンバイOFF時）
●寸法/質量：W435×H171×D377 mm（アンテナ収納時）/8.8kg
