ステレオサウンドでは、日本歌謡界の女王として今もなお称賛を集める、美空ひばりさんのシングルレイヤータイプのSACDを発売しています。シングルレイヤーとは、スーパーオーディオCD(=SACD)の能力を最大限生かすことができる、超高音質のデジタルディスクのこと。本盤には1966年のアナログ録音ヴァージョンと、1982年のデジタル録音ヴァージョンという、2種類の「悲しい酒」が収録されているので、両者を聴き比べるのもまた一興。ちょうど5月17日に発売となった、月刊HiVi6月号で、オーディオ評論家の高津修先生がこの2つのヴァージョンについて、たいへん興味深い考察を行なっているので、それを読みながらご自分の好みを考えてみるのも楽しそうですね。
ぜひ、この機会に、美空ひばりの素晴らしい歌声をスーパーオーディオCDでお楽しみください。普通のCDもついた2枚組なので、一般のプレーヤーしか持っていない方、ネットワークプレーヤーで聴きたい! という方もご安心を。もちろんCDも最高の条件で制作。改めてマスターテープからマスタリングしています。ただダウンコンバートしただけのものではありませんのでご安心を。