ユキムは、AIRPULSE(エアパルス)のアクティブスピーカー「A80」の取り扱いをスタートする。市場想定価格¥77,000(ペア、税別)で、5月下旬の発売予定だ。

 エアパルスは、2004年に設立されたプラチナム・オーディオ・システム・カンパニーが商標を持つブランドで、アコースティック・エナジーの創設者でもあるフィル・ジョーンズがR&Dのトップとしてエンジニアチームを率いている。

 A80はハイレゾ対応アクティブスピーカーで、設計はフィル・ジョーンズ氏自身によるものという。プロ用ニアフィールドモニターの製作で培ったノウハウが随所に反映され、様々なソースに対応する豊富な入力と、ホーンロード・リボントゥイーター、アルミ振動版ウーファーの採用など、価格を超えたスペックを備えている。

画像1: ユキムから新ブランド、AIRPULSEのハイレゾ対応アクティブスピーカー「A80」が5月下旬に発売。幅14cmでデスクトップ試聴にも最適

 その主な特長は以下の通り。

●ハイレゾ再生を見据えた高性能フルデジタル・アンプ
 A80の増幅段はTI社の「TAS5754クラスDアンプ」2基で構成されている。このデバイスは最大192kHzの入力をサポートし、サンプルレートを変更せずにデジタル処理することで、高いS/Nと低歪みを実現する。2基のアンプは、ウーファーとトゥイーター専用にブリッジモードで接続されている。

●ホーンロード・リボントゥイーター
 強力なネオジウム・マグネットでドライブされるアルミニウム・リボン振動板はワイドレンジで高感度、優れた過渡応答と解像度を備える。また綿密に計算されたホーン形状はリスナーに最適な高周波情報を生成し、反射による影響も最小に抑えている。

●アルミニウム合金コーンウーファー
 アルマイト処理アルミニウム合金コーン振動版とアルミ製ボイスコイルを、高剛性鍛造マグネシウム合金フレームマウントし、ネオジウム磁気回路によって優れたドライブ・モーションを生み出す。連続するハイパワードライブでも損傷なく、そしてパフォーマンスを落とさない高いパワーハンドリング性能を維持するために、放熱に効果的な大型のボイスコイルを採用し、コイルの電力損失を防いでいる。ボイスコイルの銅線断面は通常の丸型のものより効率がよく低歪みなエッジワインド銅が採用されている。

●剛性豊かなエンクロージャー
 エンクロージャーは厚さ18mmの高強度MDFで製作され、高い剛性を獲得。背面には風切り音を最小限に抑えるためにデザインされた楕円形のバスレフポートが備えられている。

画像2: ユキムから新ブランド、AIRPULSEのハイレゾ対応アクティブスピーカー「A80」が5月下旬に発売。幅14cmでデスクトップ試聴にも最適

●Bluetoothによる高品位再生
 Bluetoothのコーデックはapt-Xにも対応し、優れたオーディオ再生品質を提供。

●トランスペアレント製内部配線
 トランスペアレント製のケーブルを内部配線に採用。圧着端子を使わないハンダ直付けなどこだわりの仕様となっている。

●セッティングの幅を広げる調整機能
 リアパネルにはTreble/Bass専用の調整ダイアルを備え、それぞれ±3dBの範囲で調整が可能。様々な設置条件でも本機を最適化できる。

「A80」の主なスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー、バスレフ型。DAC内蔵アクティブスピーカー
●使用ユニット:ホーンロード・リボン型トゥイーター、115mmアルミ・コーン型ウーファー
●内蔵アンプ:Xmosプロセッサー搭載デジタルアンプ
●出力:40W×2(ウーファー)、10W×2(トゥイーター)
●再生周波数帯域:52Hz〜40kHz
●接続端子:USB入力1系統、光デジタル入力1系統、アナログPRC入力1系統、サブウーファー出力1系統、他
●寸法:W140×D240×H255mm(突起物含む)
※付属品:リモコン、電源ケーブル、左右スピーカー接続ケーブル、USBケーブル、光ケーブル、RCAケーブル、ウレタン製アングルベース

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