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昭和を代表する国民的歌手として活躍し、1989年に惜しまれながら他界した美空ひばりさんの歌声を余すことなく収録したシングルレイヤーSACDが、いよいよ本日、ステレオサウンドから発売された。このシングルレイヤーSACDに収録されているのは、2016年に同じくステレサウンド から発売されたアナログレコードに収めた8曲に、新たな2曲を加えた全10曲。新たな2曲とは、日本コロムビア所属のプロデューサー衛藤邦夫さんが選んだ「からたちの花」と「スターダスト」。アナログレコード用にピックアップした8曲とは趣の異なる選曲が大変興味深い。

画像: 本作の制作のために集められたオリジナルのアナログマスターテープの数々(2曲のみデジタル音源素材)。 www.stereosound-store.jp

本作の制作のために集められたオリジナルのアナログマスターテープの数々(2曲のみデジタル音源素材)。

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この度発売するシングルレイヤーSACDでは、アナログレコード用にマスタリングされた素材は使わず、DSD2.8MHzで収録されるデジタルディスク、すなわちSACDに合せて、アナログおよびデジタル素材から新たなマスタリングが行なわれている。マスタリングは、アナログレコードでも匠の腕を振るった、日本コロムビア所属のマスタリング・エンジニアが武沢茂氏が担当している。

画像: 本作の制作のために使用されたアナログ素材用のマスターレコーダーは、調整の行き届いた「スチューダーA80」。SACDはマスター素材から音調整を施した上でダイレクトにDSD 2.8MHz化、CDはDSDからのダウンコンバートではなく、再度マスターテープを再生して器に相応しいマスタリングが新たに施されています。 www.stereosound-store.jp

本作の制作のために使用されたアナログ素材用のマスターレコーダーは、調整の行き届いた「スチューダーA80」。SACDはマスター素材から音調整を施した上でダイレクトにDSD 2.8MHz化、CDはDSDからのダウンコンバートではなく、再度マスターテープを再生して器に相応しいマスタリングが新たに施されています。

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なお本作はシングルレイヤーSACDと同内容のCDという2枚組構成。もちろんCD用のマスタリングも、そのメディア特性に合せて、SACDとは別途、アナログ・デジタルともマスター素材から改めて行なわれた。最高のSACDとCDをオーディオファイルのみなさまにお届けする、というおなじみのコンセプトである。

収録曲
1.悲しい酒(セリフ入り)1982年録音
2.みだれ髪
3.愛燦燦
4.舟唄
5.悲しい酒(セリフ入り)1966年録音
6.影を慕いて
7.川の流れのように
8.津軽のふるさと
9.からたちの花
10.スターダスト

マスタリング・エンジニア:武沢 茂
ライナーノート:衛藤邦夫氏、武沢 茂氏(ともに日本コロムビア)のインタビューを掲載

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