タイムロードは独自ブランドとなるArchitecturaから、スピーカー「Aline」、スピーカーケーブル「KEI」、ケーブルスタビライザー「S-Cast」、アコースティックスタンド「Art Stand」を12月に発売する。
陶器を使ったスピーカーの「Aline」。本体カラーは様々に変更可能とか
Alineは信楽焼のエンクロージャーを使ったモデルで、市場想定価格は50万円前後を予定している。
こちらはタイムロード代表取締役の平野至洋氏のオーディオ文化をより身近にしたいという願いと、長期間愛用してもらえる日本的な品質を備えた製品として企画されたそうだ。
日本六古窯のひとつである滋賀県の信楽焼が採用されており、複数回に渡る試作を経て完成した製品となっている。
スピーカーケーブルのKEIはスーパーコンピューター京の内部配線材をベースに開発されたもので、市場想定価格は10万円前後（ペア、2.5m）。
銀メッキを施した極細のOFC導線に、絶縁材としてジュンフロン被膜を採用しているそうだ。超広帯域、高速伝送を求められるスーパーコンピューターの内部配線を使うことで、高い解像度を獲得しているという。
長さは特注も可能で、その場合は1mあたり2.5万円（税別）となる。端子部には銀メッキバナナ端子が取り付けられている。
「S-Cast」の本体はスチール（SS400）を使用。心棒はステンレススチール製（SUS303）とのこと
「S-Cast」はスピーカーや電源ケーブルを設置する際に、それをしっかり保持するためのアイテムとなる。本体が中央から上下に分かれており、その間にケーブルを挟むだけで安定した設置が可能となる。1個あたり602gの重さがあり、複数使うことでケーブルをフローティングさせることもできる。
S-Castは4個セットで市場想定価格12万円前後の予定という。
FLOと呼ばれる波形模様のタイプ
最後のArt Standは、スウェーデンOffect社の業務用アコースティックパネル「Soundwave」をオリジナルデザインのアルミフレームに取り付けることで、一般家庭でも使いやすいように工夫したという。
表面のデザインやカラリングも複数準備し、さらに吸音タイプと反射タイプを備えているので、インテリアなどに合わせて様々な組み合わせが選べるはずだ。
本体サイズはW588×H2170×D335mm、重さ12.3kg（スタンド込み）で価格は￥230,000〜￥248,000（税別）。
