CSRは、英国の高級スピーカーメーカー、PMCのシグネチャーシリーズ「fact・8 signature」を11月下旬から発売する。受注生産品で、価格は¥990,000(ペア。税別)の予定だ。

 PMCは、BBCに在籍していたエンジニアが独立して、1991年に英国で創立したスピーカー専業メーカーだ。放送・映画・音楽制作、マスタリング等、プロフェッショナルスタジオモニタリングの環境を支える製品群を送り出している。

画像: 140mmコーン型ウーファーを2基と19mmソフトドーム型トゥイーターを搭載

140mmコーン型ウーファーを2基と19mmソフトドーム型トゥイーターを搭載

 新製品のfact・8 signatureは、同社の家庭用スピーカーフラッグシップモデル「fact fenestria」(日本未発売)の革新性と技術を引き継ぎ、世界中のオーディオマニアに愛用されてきた「fact・8」をリデザインしたモデルとなる。

 独自のATL(Advanced Transmission Line)エンクロージャーを継承し、各スピーカーユニットは不要な干渉を最小限に抑えた配置を採用する。また、クロスオーバーネットワークにスピーカー内の振動が与える影響を見直し、英国製のコンデンサーやドイツ製の抵抗など厳選した部品を採用している。これらにより音の透明性を高め、シグネチャーモデルにふさわしい仕上りを実現した。

 本体カラーは、ホワイトシルク(WS)とメタリックグラファイト(MG)の2色を準備している。

画像: スピーカーターミナルはバイワイアリング対応

スピーカーターミナルはバイワイアリング対応

「fact・8 signature」の主なスペック

●型式:2ウェイ3スピーカー、トランスミッションライン
●使用ユニット:140mmコーン型ウーファー×2、19mmソフトドーム型トゥイーター
●周波数特性:28Hz〜30kHz
●入力感度:89dB(W/m)
●クロスオーバー周波数:1.7kHz
●インピーダンス:8Ω
●寸法/質量:W155×H1030×D380mm(本体)/20kg

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