エプソンからホームシアター用4K液晶プロジェクター「EH-TW7100」「EH-TW7000」「EH-LS500」の3モデルが発表された。価格は下記の通り。
EH-TW7100 オープン価格(想定市場価格19万円台後半)
EH-TW7000 オープン価格(想定市場価格16万円台後半)
EH-LS500 オープン価格(想定市場価格29万円台後半)
いずれも、3板式の液晶パネルを搭載した4K対応のプロジェクターであり、EH-TW7100、およびEH-TW7000は兄弟モデルで、ともに昨年登場のEH-TW6700の後継モデル、EH-LS500はビジネス用の超短焦点モデル「EB-1485FT」をベースに、フルHDパネル(TW7100/TW7000と同じ)を搭載して、4K/HDR対応のホームシアター向けとしたモデルだ。
![画像: 4K液晶プロジェクター「EH-TW7100」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/a945b0f9dc858066211b0c74a73e4534d4ac0c46.jpg)
4K液晶プロジェクター「EH-TW7100」
![画像: 4K液晶プロジェクター「EH-TW7000」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/f82ba2883f6be705ecff8302e75ae72c13392c42.jpg)
4K液晶プロジェクター「EH-TW7000」
用途としては、少し明るさを残したリビングでの使用を想定しており、TW7100/TW7000は3000ルーメン(高圧水銀ランプ使用)、LS500は4000ルーメン(レーザー光源使用)の明るさを実現し、手軽に4Kの大画面を楽しめるよう設計されている。
搭載するパネルは、前モデルEH-TW6700と同じ0.61型のフルHD仕様であり、そこに上位モデル「EH-TW8400」に搭載されている「4Kエンハンスメントテクノロジー」を採用することで、4K/HDR対応を果たしている。ちなみに、4Kエンハンスメントテクノロジーは、TW8400搭載verよりも新しい世代になっているという。
TW7100とTW7000の違いは大きく二つ。一つはコントラスト比で、TW7100の10万対1に対して、TW7000では4万対1となる。これは、光学補償板の有無によるそうだ。二つ目は内蔵スピーカーの有無。TW7000のみステレオスピーカー(10W×2)を備えており、別途プレーヤーを組み合わせれば、即シアター環境が整えられることになる。
![画像: TW7100の背面。両端にスピーカーを内蔵している](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/2f4904142a2a60b524b94d0bdaa936e647060201.jpg)
TW7100の背面。両端にスピーカーを内蔵している
筐体については、胴体後部はTW6700とほぼ同等であり、4Kエンハンスメントテクノロジー関連部品を搭載した分、鼻先が伸びているそう。レンズシフトも縦60%、横24%可動し、光学1.6倍のズームに対応する(いずれも手動)。HDMI入力は2系統装備し、4K/HDR/60p映像の入力が可能(18Gbps対応)だ。
その他、Bluetooth送信機能もあり、別途Bluetoothイヤホン/ヘッドホン/スピーカーを組み合わせれば、ワイヤレスでサウンドも楽しめる(aptXをサポートする)。
EH-LS500は、Android TV端末を同梱した超短焦点モデルだ。いわゆる壁寄せタイプの製品で、壁から43cmの設置で70インチ、62cmで100インチの投写が可能。最大130インチ(82cm)まで対応する。コントラスト比はレーザー光源ということもあって250万対1、明るさは4000ルーメンを達成している。
![画像: 4K液晶プロジェクター「EH-LS500」。本体色はブラック(写真)とホワイトをラインナップする](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/105a338932ccf911c40ae1179c561cbcebc7dfd7.jpg)
4K液晶プロジェクター「EH-LS500」。本体色はブラック(写真)とホワイトをラインナップする
![画像: 超短焦点モデルなので、写真のように壁寄せ設置する](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/114d13b713666a95a13cc03efc05e0500466c3fb.jpg)
超短焦点モデルなので、写真のように壁寄せ設置する
こちらもTW7100と同じくステレオスピーカーを内蔵しており、最大10W×2の出力を持つ(かなり大きな音が出る)。
![画像: 後ろのカバーを外すと操作ボタン類やスピーカーが見える](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/8bf08c64c8484517556a47290bdeb3f8112d3a03.jpg)
後ろのカバーを外すと操作ボタン類やスピーカーが見える
Android TV対応なので、初期状態ではNETFLIX(別途視聴契約が必要)、YouTube、Google Playムービー&TVアプリがインストールされており、Wi-Fi環境を組み合わせれば、プロジェクター単体で各種映像配信も楽しめる。スマホやタブレットからのキャスト(映像受信)も可能だ。
![画像: レンズは、潜望鏡のような構造で、光学系から出力される映像を180度回転させて壁(スクリーン)へ投写する仕組みとなっている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/4afe89d47e2bec3d39ef02d981f1766106225b1f.jpg)
レンズは、潜望鏡のような構造で、光学系から出力される映像を180度回転させて壁(スクリーン)へ投写する仕組みとなっている
また、EH-LS500の発売に合わせてエプソンでは、デンマークdnp社の単短点用高輝度スクリーンSupernova STS(STS-HD100C)の取り扱いも開始する。スクリーンサイズは100インチ、ゲインは0.9で、特定方向の入射光を効率よく反射してくれる仕様となっている。巻き取り式ではなく、一枚パネルのような形状なので、設置工事も必要となる。価格はオープンで、設置費込みで50万円前後を予定しているそうだ。
![画像: EH-LS500の発売に合わせて取り扱いを開始する高輝度スクリーン。100インチでゲインは0.9だ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783364/rc/2019/09/30/8784eaa80add63328e90c6843261645e77a74e3a.jpg)
EH-LS500の発売に合わせて取り扱いを開始する高輝度スクリーン。100インチでゲインは0.9だ