パナソニックは例年、開幕2日前にプレスカンファレンスを行なうことが通例だったが、今年は発表会のアナウンスがされず(イタリアのメディアは前年度のカンファレンスが100周年として大々的に行なわれたので、今年は『疲れちゃったのかな』と伝えていた)、5日10時からパナソニック・アプライアンス・ヨーロッパ社、松永陽介社長による「欧州事業説明」が行われた。場所はメッセ・ベルリンの新建物、Hub27のコンヴェンション・ルームで、ひっそりと、というイメージだった。

 IFAは「B to C」よりも「B to B」というイメージが強いので、これまでのような派手なカンファレンスを避けたということもあるのだろうが、プレスにとっては、パナソニックのカンファレンスがIFAの幕開け、と認識する人も多いので、これはいかにも寂しい。

内容は欧州ビジネスにおける概要、目標設定、IFA2019のハイライトといったもの。欧州で4K有機ELビエラの「GZシリーズ」、ルミックスのミラーレス・カメラ「DC-S1」が発表された(それぞれが日本国内では発売されているので目新しいモデルではない)。ただし、展示ブースでは興味深い提案がいくつかあったので、追って報告する。

 招待制の説明会であったため、集まったプレスの数も50名に満たなかった。IFAを牽引する「世界のパナソニック」としては少し寂しい……。

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