上杉研究所

画像: ▲中央はアナログ的な操作で音量調節できるBluetoothリモコンを装備したプリアンプ「U・BROS-280」

▲中央はアナログ的な操作で音量調節できるBluetoothリモコンを装備したプリアンプ「U・BROS-280」

 上杉研究所は新製品の6L6GCプッシュプル・インテグレーテッドアンプ「U・BROS-660」(¥550,000、税別)や昨年末発売の300Bシングル・モノーラルパワーアンプ「U・BROS-300AH」を展示。

画像: ▲左が「U・BROS-660」、右が「U・BROS-300AH」

▲左が「U・BROS-660」、右が「U・BROS-300AH」

 「U・BROS-660」は出力管にヴィンテージ球GE製6L6GCを採用。真空管全盛期の優れた出力管を活かすための最適な設計が施される。「U・BROS-300AH」は直熱3極管を代表する存在の300Bを交流点火する注目機。プスヴァン製WE300B搭載の「U・BROS-300AHPS」(¥1,280,000、税別)と国産の高槻電器工業製を選別したウエスギ銘U-300B搭載の「U・BROS-300AHTK」(¥1,380,000、税別)が用意される。

画像: ▲フォノイコライザー「U・BROS-220」の内部

▲フォノイコライザー「U・BROS-220」の内部

 アナログオーディオファン、管球式アンプファン的視点で興味深かったのがフォノイコライザー「U・BROS-220」(¥550,000、税別)のウッドケース天板を刳り貫いたアンプ内部の展示。MC昇圧トランス内蔵の管球式CR型イコライザーで、電源部と増幅部の分離、MC昇圧トランスの厳重なシールド、立体的で美しいワイヤリングなど上杉研究所ならではの巧みに構築された内部コンストラクションが一目瞭然。ウエスギ・アンプの内部を間近に見られる機会となった。

サンバレー

画像: ▲「1616」シリーズ・キットアンプを中心に数多いラインナップを展示

▲「1616」シリーズ・キットアンプを中心に数多いラインナップを展示

 サンバレーは「1616」シリーズ・キットアンプを一堂に展示。300Bシングルパワーアンプ「SV-S1616D[300B仕様]」(¥86,000~¥133,500、税別・キット価格)や、開発中の管球式フォノイコライザー「SV-EQ1616D」(価格未定、真空管別キット価格6~7万円前後)の内部を見ることができ、クラフトで作り上げるキットアンプの魅力が実感できた。

画像: ▲右上が「SV-EQ1616D」の内部

▲右上が「SV-EQ1616D」の内部

 「SV-EQ1616D」はRIAAカーブ統一以前の初期LP盤やSP盤のイコライザーカーブに対応する仕様。往年のレコードを理想的な音で聴きたいアナログファンには、発売が待ち遠しい製品だ。

画像: ▲手前に見えるのがパワーアンプ「SV-S1628D」と845ブースターアンプ「SV-284D」

▲手前に見えるのがパワーアンプ「SV-S1628D」と845ブースターアンプ「SV-284D」

 広い会場を活かしたデモは大型直熱極管845と211に対応するシングルパワーアンプ「SV-S1628D」(¥129,000~¥164,185、税別・キット価格)による出力管845と211の聴き比べなど多彩なメニューで展開。スピーカーには15cm×22cm口径フルレンジ・ユニット搭載の「LM69 Floor System」(¥275,000ペア、税別・特別価格)を使い、アンプによる音の違いをわかりやすくアピールしていた。

トライオード

画像: ▲ラック手前中段が今秋発売予定のCDプレーヤー「TRV-CD6SE」とフォノイコライザー「TRV-EQ8X」

▲ラック手前中段が今秋発売予定のCDプレーヤー「TRV-CD6SE」とフォノイコライザー「TRV-EQ8X」

 トライオードはアナログプレーヤーにクロノス「SPARTA」(¥2,800,000、税別)と同社製トーンアーム「HELENA」(¥900,000、税別)のシステムを使い、カクテルオーディオ「X45Pro」(¥800,000、税別)などマルチメディアプレーヤーも組み合わせて多彩な音源でデモを行なった。スピーカーシステムはスペンドール「Classic 200」(¥2,400,000ペア、税別)。

画像: ▲上がKT150プッシュプルの「MUSASHI」、下が300Bパラレルシングルの「TRZ-300W」

▲上がKT150プッシュプルの「MUSASHI」、下が300Bパラレルシングルの「TRZ-300W」

 管球式インテグレーテッドアンプ2機種など、新製品を多数展示。「MUSASHI」(¥580,000、税別)はビーム管KT150プッシュプルで出力100W+100W。7月29日発売予定の『管球王国』93号で試聴記をお届けできそうだ。今秋発売予定の「TRZ-300W」(¥480,000、税別予価)は300Bパラレルシングル。「MUSASHI」「TRZ-300W」ともフォノ入力に対応。フロントに出力管バイアス監視メーターを装備してトライオードらしい手堅い作りを感じさせるアンプだ。

 国内で生産され同社最終型を謳うCDプレーヤー「TRV-CD6SE」(¥280,000、税別予価)も今秋発売予定。出力回路に真空管を搭載。MQA-CD対応やDSDアップサンプリング、クロック入力の搭載など機能豊富だ。フォノイコライザー「TRV-EQ8X」(価格未定)もプロトタイプを展示。MC昇圧トランス内蔵のNF型イコライザーで、電源部は別筐体に独立設計。登場が楽しみだ。

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