去る4月18日、東京都中野区「野方区民ホール」にて米国スピーカーブランドVUE audiotechnikの試聴体験会が開催された。同ブランドはJanet JacksonやRihanaといった名立たるアーティストのコンサートツアーにも採用され、音質はもちろんプロの現場での厳しい使用環境にも対応するなど、その実力に関しては折紙つき。今回は、4月より輸入代理業務を開始した日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社による製品展示および試聴体験会となった。
ライブコンサートから常設設備まで
まずは開会の挨拶として、日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社 代表取締役の吾妻 敬良氏によるスピーチ。自身もミュージシャンとして音楽活動をしていることもあり、音楽に対する作り手や受け手、それぞれの立場に立った課題や展開、そして今回お披露目となったVUE audiotechnikに対する期待を語っていた。
吾妻社長に続いて登壇したのはVUE audiotechnikより、テクニカルサポートスペシャリスト・アジア・パシフィック担当であるTONY SAWYER(トニー・ソーヤ)氏。VUE audiotechnikに関する基本的な情報はもちろん、多岐にわたるラインナップとそれぞれの特長をスライドを交えながら詳しく解説。ブランドや製品に対する自信、特に「al-class」のユニットに採用されているベリリウムがもたらすスピード感や解像度の高さは、本ブランドの大きな強みであると力説していたのが印象的。
今回の体験会にて試聴が出来た製品は主に3タイプ。まずはパワードタイプの「h-12W」にサブウーファーを加えた状態のサウンド。加えて今回のメインともいえる、ライアンアレイ・システムの「al-Class」。「al-Class」のラインナップに関してはラインアレイ・スピーカーとサブウーファーが3タイプ、「al-4」、「al-8」、「al-12」としてそれぞれのシリーズが存在するが、今回はその中から「al-4」と「al-8」のサウンドが披露された。
それぞれのラインナップで披露されたエキサイティングなサウンド
試聴に関しては、ヴォーカルとピアノによる2人編成のLIVE演奏にて、同じ楽曲を今回試聴できるそれぞれのシステムで順次再生。コンパクトなパワードタイプの「h-12W」から、ライアンアレイ・システムの「al-4」、「al-8」と、徐々にサイズアップするとともに、会場を包み込む音像やスケール感の違いをじゅうぶんに体験する事ができた。
あらゆる使用用途を想定した多くのラインナップ
今回の体験試聴にてメインで使用されたシステムに加え、会場にはその他多くの製品を展示。大規模なホールはもちろん、劇場やテーマパーク、商業施設に向けた製品も多くラインナップされているので、詳細は是非、日本エレクトロ・ハーモニックスのHPでご確認いただきたい。
http://www.electroharmonix.co.jp/vue/index.html