エラックから、Miracord(ミラコード)シリーズの新製品が発表された。新製品の「MIRACORD 50」は¥99,000(税別)で、5月の発売予定だ。

画像: エラックの90週年記念ターンテーブルに「MIRACORD 50」が加わった。定価¥99,000というリーズナブルな価格設定ながら、基本性能重視の思想を継承

 ミラコードシリーズは、1950年代にドイツでトップシェアを誇ったエラックのアナログプレーヤーだ。2016年に90周年を迎えたエラックは、既に一線を退いていた当時のエンジニアを呼び戻し、オリジナルの設計と現在の技術力を融合。当時の技術では成し得なかった精度の高さをもって、新しいMiracordを完成させた。

 今回のMIRACORD 50は既発売の「MIRACORD 90」「MIRACORD 70」に続くラインナップで、リーズナブルな価格設定の中においても、シリーズに共通した基本性能重視の思想を継承している。

 共振対策が施されたシャーシ、ローノイズDCモーター、アルミダイキャスト製プラッターの採用は、ターンテーブルの基本性能を高い水準に引き上げている。またスタートから低速回転まで快適に立ち上がるベルトドライブ・システムは、外部振動を効果的に排除した環境で、安定した回転速度を生み出すという。

 精密なベアリング機構で動作するスタティック・バランス・トーンアームは、ヘッドシェルが交換できるユニバーサル・デザインを採用。メーカーにより調整が施されているので、カートリッジが装着されたヘッドシェルとウェイトをトーンアームに取り付け、針圧調整を行えばすぐにレコード再生が楽しめるはずだ。

 MIRACORD 50は、ON/OFF可能なRIAAイコライザー内蔵のフォノ・プリアンプを搭載しているので、フォノ入力を持たないアンプと組み合わせてもレコードの再生を楽しめるだろう。

「ELAC MIRACORD 50」の主なスペック

●駆動方式:ベルトドライブ
●回転速度:33/45 rpm
●ワウフラッター:1%以下
●S/N:-67dB以上
●プラッター:300mm径アルミダイキャスト製
●トーンアーム:スタティック・バランス
●有効アーム長:223.6mm
●対応カートリッジ重量:5.0〜6.0g
●カートリッジ:オーディオテクニカ製AT91 MMカートリッジ
●周波数特性:20Hz〜20kHz
●針圧:2.0g+/-0.5g
●フォノイコライザー:MM専用(ON/OFF可能)
●インピーダンス:47kΩ
●消費電力:1.5W(スタンバイ時0.5W未満)

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