ソニーでは、ドルビーアトモスとDTS:Xの再生機能を搭載した一本バータイプのサウンドバー「HT-X8500」を4月20日に発売する。市場想定価格は4万円前後だ。

画像: スリムなフォルムの「HT-X8500」現行テレビの脚の高さ等を考慮し、邪魔にならないサイズに抑えている

スリムなフォルムの「HT-X8500」現行テレビの脚の高さ等を考慮し、邪魔にならないサイズに抑えている

 近年、リビングシアター等ではサウンドバータイプのシアターシステムが人気を集めている。中でも全チャンネルを1本のシステムで再生できる一本バーシステムが売れ筋だという。

 ソニーではこれまで、「HT-S200F」「HT-S100F」といったベーシックな一本バーシステムをラインナップしてきたが、今回4万円という中堅価格帯に、高品質な製品を投入することで、新たな市場を開拓したいとしている。

 そのHT-X8500は、横幅890mm、高さ64mm、奥行96mmというサイズだ。このスリムな筐体に52
✖️90mmの楕円コーン型フルレンジスピーカーを2基と、同サイズのサブウーファーを2基内蔵。クリアーで迫力のあるサラウンド再生を目指している。またすべてのユニットを正面に向けて搭載することで、設置場所の影響も受けにくくしている。

画像: 幅890mmの筐体にフロントL/Rと2基のサブウーファーを内蔵。ユニットサイズはすべて同じとなる

幅890mmの筐体にフロントL/Rと2基のサブウーファーを内蔵。ユニットサイズはすべて同じとなる

 そして本機の一番の特徴が、ドルビーアトモスとDTS:Xのデコード機能を内蔵していることだ。これらの3D立体音響信号をデコードし、ソニー独自のVertical Surround Engine(縦方向を再現)と、S-Force PRO Front Surround(横方向を再現)を組み合わせることで、2.2chスピーカーから包囲感に優れたバーチャル音場を再現するという。

 接続端子はHDMI入力と出力が各1系統と、光デジタル入力が1系統。HDMI出力はeARC(Enhanced Audio Return Channel)対応なので、同じくeARC対応テレビとつなげば、ドルビーアトモスやリニアPCM7.1ch信号の伝送も可能となる。

 また入力端子の左側(背面から見て)には大型のIRリピーターも内蔵済みなので、テレビの受光部が本機で隠れてしまった場合でも安心して使えるだろう。

 なお、HDMI入力はドルビービジョン信号のパススルーも可能なので、最新のUHDブルーレイを楽しみたい場合にも安心だ。Bluetoothの音声再生も可能で、コーデックはSBCとAACに対応する。

画像: HT-X8500は、フロント部にパンチングメタルを採用し、音が上にも抜けるように配慮した。下は接続端子部

HT-X8500は、フロント部にパンチングメタルを採用し、音が上にも抜けるように配慮した。下は接続端子部

 そして今回、より迫力ある低音再生を楽しみたい方に向けて、サウンドバー+サブウーファーのセットとなる「HT-S350」も同時発表されている。こちらは5月25日発売で、市場想定価格は3万円前後という。

 HT-S350は横幅900mm、高さ64mm、奥行88mmのバースピーカーと、160mmユニットを搭載した別筐体のサブウーファーの組合せで、サブウーファーはワイヤレスで接続される。

 サラウンド再生はS-Force PRO Front Surroundで行ない、ドルビーアトモスやDTS:X等の立体音響再生には対応していない。Bluetooth受信機能付きで、こちらのコーデックはSBCのみの対応だ。

 接続端子はARC対応HDMI出力が1系統と、光デジタル入力が1系統となっている。

画像: サウンドバー+サブウーファーのセットとなる「HT-S350」

サウンドバー+サブウーファーのセットとなる「HT-S350」

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