大ヒット恐竜映画『ジュラシック・ワールド』の続編、世界を席巻中

 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が、7月13日(金)より日本公開される。

 本作はすでに世界各国で公開されており、ついに累計興収10億ドルの大台に乗った(BOX OFFICE ANALYST調べ、7月10日現在)。ちなみに2015年に公開された前作『ジュラシック・ワールド』は歴代世界興収第5位の超大ヒットとなったが、『炎の王国』は17の国と地域でその最終興収を上回る成績になっているというから、いかに勢いがあるかよくわかるだろう。

 その本作を、ユナイテッドシネマ豊洲の4DX 3Dで観る機会を得た。4DXとは、ユナイテッドシネマ、109シネマズ、イオンシネマなどで体験できる上映システムで、映画のシーンに合わせて座席が前後左右に動いたり、水が降ってきたり、風が吹き付けたりするというもの。はたまた香りや煙などの特殊効果もある。映画を体で感じる、いわば“アトラクション・シアター”だ。

 映画そのものについては先日アップした久保田明さんの評におまかせするとして、このページでは『ジュラシック・ワールド/炎の王国』×4DX 3Dの体験レポートをお届けする。

【『炎の王国』映画評】
https://online.stereosound.co.jp/_ct/17182769

画像: 大ヒット恐竜映画『ジュラシック・ワールド』の続編、世界を席巻中

ユナイテッドシネマ豊洲4DXシアターの足置き付き座席はゆったり快適

 ユナイテッドシネマ豊洲の4DXシアターは7番スクリーン。104席と席数は少なめだが、“モーションシート”と呼ばれる座席がかなり大きいため、場内はだいぶ広く感じられた。ひとつひとつに足置きが付いているから、座面も通常の座席より高い位置にある。座ってみると想像以上に奥行きがあり、背もたれも高いのですっぽり埋もれてしまった。身長にもよるだろうが、女性だと座席に沈み込む形になりそうだ。

画像: 7番スクリーンの入り口横には大きく「4DX」のロゴが

7番スクリーンの入り口横には大きく「4DX」のロゴが

画像: 104席とは思えないほど広々とした空間

104席とは思えないほど広々とした空間

画像: それぞれに足置きが付いていて、座面はかなり高い位置にある

それぞれに足置きが付いていて、座面はかなり高い位置にある

 肘掛けにはスイッチがあり、その横に「WATER ON」「WATER OFF」と書かれている。どうやらこれで水の演出を切ることができるらしい。メイク崩れが気になる女性はOFFにする手もあるが、どうせなら全力で楽しみたいので、もちろんONに設定する。

画像: カップホルダーの上にあるスイッチで、水の演出の有無を切り替えられる

カップホルダーの上にあるスイッチで、水の演出の有無を切り替えられる

4DXと『炎の王国』は相性抜群! 恐竜の咆哮に合わせて座席が揺れる!

 そうこうしているうちに上映開始。『炎の王国』は前作に比べるとアトラクション感は薄めだが、それでもやはり恐竜映画と4DXの相性は抜群だ。

 冒頭、潜水艦で海底に沈む恐竜の骨を探すシーンでは、エンジンの振動に合わせて座席が細かく揺れる。続いて大雨のシーンに切り替わると、ビチビチと顔や腕に振りかかる水しぶき。3Dメガネに水滴が飛び散り、「昔メガネをかけていたときはこんな感じだったな」と、妙な現実感がある。そして、恐竜が近づくごとに大きくなる足音と、それに伴い激しさを増す振動……開始からほんの数分で、まるで自分がその場にいるかのような錯覚に陥った。

 前作にも登場したオーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)が、ヘリコプターで恐竜がいるイスラ・ヌブラル島へ向うシーンでは、体に風が吹き付ける。しかし、扉が閉まったヘリの中で、彼らが風を感じているわけはない。つまり一連のモーションは、オーウェンたちよりも観客の視点で調整されているということだ。考えてみれば当然なのだが、4DXは登場人物と同じ体験をさせるものだと思い込んでいたので、大きな発見をした気分になった。

 その後も、島の火山が噴火すれば場内前方に靄が立ち込め、恐竜が地の底から響く鳴き声で咆哮すれば呼応するように座席が揺れる。映画でありながらアトラクションに“乗って”いるような、何とも不思議な体験だ。

 なお、先日観たIMAX 3Dでもそうだったのだが、今回も目の疲れはまったく意識しなかった。作品の鑑賞に集中でき、大変ありがたい。

画像1: 4DXと『炎の王国』は相性抜群! 恐竜の咆哮に合わせて座席が揺れる!
画像2: 4DXと『炎の王国』は相性抜群! 恐竜の咆哮に合わせて座席が揺れる!

揺れて濡れる4DXで気をつけたいこと

 後半、恐竜との接近戦が増えるにつれ、座席はより大きく揺れるようになる。肘掛けを掴まないと、体がずり落ちそうになるほどだ。もしポップコーンを持っていたら、ばら撒いてしまったかもしれない。飲み物にも蓋は必須。とにかく手元には注意したい。

 なお、車酔いはたまにするが、寝不足の状態でも揺れで気分が悪くなることはなかった。ただ、心配な人は酔い止めを飲んでおくと安心かもしれない。

 また、降りかかる水の量も、後半は特に多くなる印象だ。ユナイテッドシネマでは、荷物を預ける専用ロッカーを設置している。ロッカーの使用は義務ではないが、あの揺れ方で荷物を抱えているのはしんどそうだし、スマートフォンの水濡れも気になる。ロッカーを使ったほうが、余計な心配を忘れて作品に没頭できるのでおすすめだ(もし荷物を持ち込むのでれば、スマホはタオルに包んでバッグの底に入れておくのがいいだろう)。

 4DX 3Dの鑑賞料金は通常料金プラス1400円となり、大人の場合は3200円だ。メガネはリアルD製で、ユナイテッドシネマの通常の3D上映と共通のため、すでに持っている人は持参すればメガネ代の100円が割り引かれる。

 なかなかの出費にはなるが、この映画を越えた体験は貴重だ。前述の通り作品との相性もバッチリなので、興味がある人はぜひこの機会に体験してみよう。

画像: リアルD製の3Dメガネ。この袋に入っていたものなら、持参すれば100円引きだ。ただしIMAX 3Dのメガネは使えないので注意

リアルD製の3Dメガネ。この袋に入っていたものなら、持参すれば100円引きだ。ただしIMAX 3Dのメガネは使えないので注意

ジュラシック・ワールド/炎の王国
http://www.jurassicworld.jp/

ユナイテッドシネマ:4DXについて
http://www.unitedcinemas.jp/4dx/

ユナイテッドシネマ豊洲
http://www.unitedcinemas.jp/toyosu/

ジュラシック・ワールド/炎の王国』作品情報
監督:J・A・バヨナ
脚本:デレク・コノリー/コリン・トレヴォロウ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/レイフ・スポール
原題:JURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM
配給:東宝東和
2018年/アメリカ=スペイン/2時間8分
7月13日(金)全国超拡大ロードショー
(c) Universal Pictures
(c) Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc.and Legendary Pictures Productions, LLC.
(c) Giles Keyte

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