【HiVi夏のベストバイ2022】ヘッドホン部門（3）〈10万円以上［税込11万円以上］〉

第1位：クロスゾーン CZ-8A

¥209,000 税込

スピーカー再生のような頭外定位を目指した同社ヘッドホンの第3世代モデル。オーバーヘッド型のヘッドホンは数あれど、ここまでユニークな製品はなかなかない。ハウジング内部には日本人技術者を中心としたチームが開発した独自技術がこれでもかと搭載されており、強調感のない音色と相まってスピーカーリスニングのような自然な定位を楽しめる。（土方）

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第2位：ウルトラゾーン Signature MASTER

¥139,980 税込

ハウジングのプレートが金銀銅で区別される3兄弟の長男。情報量豊かで音場も広大。ニュートラルな音調のモニター系の音としてもきわめて優秀だが、出音の勢いや反応のよい低音の鳴り方をはじめ、実体感のあるヴォーカルの定位と豊かなニュアンスの表現など、卓越した音楽的表現力を備えていることが素晴らしい。（鳥居）

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第3位：オーデジー LCD-5 OPEN-BACK HP

オープン価格（実勢価格59万4,000円前後）

マグネット形状を改善した新開発の平面磁界型ドライバーを採用した、開放型のフラッグシップ機。その新型ドライバーを固定するステーターには高域・低域の特性やダイナミックレンジを大幅改善したタイプを新規採用。また、ディフューザーとして作用する「Fazor」と呼ばれるパーツも正確な位相特性実現に寄与している。力強さと繊細さが巧みにバランス。（小原）

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第3位：メゼオーディオ LIRIC

オープン価格（実勢価格26万4,000円前後）

ルーマニアのハイエンドブランド、メゼ・オーディオは、創設者アントニオ・メゼ氏の監修による美しく個性的なハウジングデザインと音質の高さが評価されている。LIRICはブランド初の密閉型を採用した平面磁界駆動モデル。位相歪みを抑える新開発ドライバー「MZ4」を搭載したことによる、開放型に通じるスムースな音が魅力だ。（土方）

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第5位：フォーカル CLEAR MG PRO

¥198,000 税込

新開発のM型インパーテッドドームドライバーを搭載した開放型ヘッドホンだ。純マグネシウム振動板で、軽量化、硬質化が進み、同時に振動吸収率が大幅に向上。そのサウンドは音像にエネルギーを集中させて、音の厚み、コクの深さで楽しませる。開放感、透明感よりも、声の温かさ、厚みを印象づける聴かせ方で、濃厚な響きが味わい深い。（藤原）

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第5位：デノン AH-D9200

¥214,500 税込

軽くて、適度な剛性と吸音性を備え、固有のキャラクターが少ないといわれる「竹」（孟宗竹）をハウジングの素材に採用したデノン最高峰モデル。50mm径のナノファイバー・フリーエッジ・ドライバーから繰り出される雑味を感じさせない鮮度の高いサウンドが特徴的で、ウッドベースが軽やかに躍動し、清々しい響きがストレスなく空間に拡がっていく。耳を包み込む装着感も良好。（藤原）

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