【HiVi夏のベストバイ2022】D/Aコンバーター部門（2）〈20万円以上60万円未満［税込22万円以上66万円未満］〉

第1位：フェルム・オーディオ ERCO

¥368,500（予価）税込

「エルツォ」と読ませるヘッドホンアンプ/DACプリアンプ。内蔵のDACチップはESSテクノロジーのES9028PRO。長年に渡るOEM製造で培ったノウハウによって、この優れたデバイスの性能をフルに発揮するようデザインされているのは、その後の回路がフルバランス出力設計となっていることからもうかがい知れる。対応フォーマットはPCM 384kHz/32ビット、DSD11.2MHzまで。音場の透明感と奥深いステレオイメージの表現力が秀逸だ。（小原）

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第2位：ベンチマーク DAC3 B

オープン価格（実勢価格29万9,200円前後）

ESSテクノロジー社のDACチップES9028PROを搭載。出力される8ch分の信号を足し合わせ、2chのバランスアナログ出力を生成する「クアッド32ビット・バランスD/A変換システム」が効く。ワイドレンジで、伸びやかな音が聴ける。しっかりと安定した音調を持ち、同時に粒子感が細かく、解像力も高い。透明感と緻密さも、本DACの目覚ましい美質だ。（麻倉）

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第3位：コード Hugo 2

オープン価格（実勢価格30万円前後）

英国のハイエンドブランド、コードエレクトロニクスが送り出すポータブルDAC。スマートな外観は、航空機グレードのアルミニウムシャーシによるもので、実際に手に持つとズシリと重く、精密機器独特の凝縮感がある。DAC部はFPGA（プログラム可能な素子）を駆使したオリジナル設計で、PCM 768kHz/32ビット、DSD22.5MHzのネイティブ再生が可能。そのサウンドは気張らず、穏やか。特に微小信号の描写が意欲的で、その場の気配、空気感を鮮明に描き出す。（藤原）

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第4位：ソウルノート D-1N

¥352,000 税込

国産ブランドとして評価を高めるソウルノート。たった1人の開発者である加藤秀樹氏の熱気が乗り移ったような躍動感ある音が人気の理由だ。前作のD-1も含めるとロングセラーの領域に入っているが、その魅力はまったく衰えておらず、DACチップESS9038Proの2個遣いなど、現在でもコストパフォーマンスは高い。（土方）

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第5位：コード Qutest

オープン価格（実勢価格26万5,000円前後）

ハイエンドオーディオブランドのコードが本気でつくった、コンパクトな据置型D/Aコンバーター。アルミ削り出しのシャーシやDACチップを使用しないFPGAを用いた独自DAC回路を搭載。ただコンパクトなだけではなく、オリジナリティ溢れる内容が目を引く。そして本モデルは何よりも音がいい!（土方）

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