本部門では、「何らかの方法でサラウンドを再生する」コンポーネント/システムを対象製品としている。ベストワンは定番と言えるイクリプスの5.1chシステム。上位の製品はほぼ変わらないが、ドルビーアトモス対応やサテライトスピーカーの追加でリアルサラウンドシステムを構築できるなど、機能が充実したサウンドバーにも注目したい
第1位:イクリプス TD307THMK3
¥247,500(セット)税込
演奏や作品に込められたアーティストの想いを正確に描き出す、イクリプス最新モデルTD307MK3による5.1chパッケージ。入力された信号をより正確に描くために、ドライバー、エンクロージャーなど主要パーツを一新、音が発生した瞬間から消えるまでの波形を忠実に再現する。実際、ピンポイントに立つ音像の定位といい、まるで空間が呼吸しているかのように収縮する音場といい、マルチチャンネル再生でその持ち味がいっそう際立つ。(藤原)
第2位:ビクター XP-EXT1
オープン価格(実勢価格10万円前後)
独自の音場処理技術「エクソフィールド」を搭載した、ワイヤレスヘッドホンによるシアターシステム。ドルビーアトモス、DTS:X音源のソフトでは、7.1.4相当の音響を再現できる。個人の特性を測定・解析するため、音場感の再現がきわめて優秀。最小スペースで楽しめる個人用シアターとしては理想的なアイテム。(鳥居)
第3位:エラック CINEMA 30
¥324,500(セット)税込
コンパクトなサイズに似合わず堂々たる鳴りのよさで定評のあるBS302とサブウーファーのSUB2030をセットにしたパッケージ製品である。BS302は同軸2ウェイ構造のユニットを採用し、フォーカス感に優れる。同一スピーカーで組み上げるマルチチャンネルは実につながりがよく、心地よいサラウンド空間を作り上げる。(潮)
第4位:ソニー HT-A9
オープン価格(実勢価格22万円前後)
波面合成により任意の位置に音源チャンネルを形成。4つのスピーカーのみで、7.1.4のイマーシブオーディオ再生も可能だ。並のバーチャル再生とはまったく違う、正確な音像形成が刮目。音場は格段に広く、その中で音像位置は絶対的に定位している。オプションのサブウーファーを加えると、低音が充実し、サラウンドとしての表現力もさらにアップする。(麻倉)
第5位:シャープ 8A-C22CX1
オープン価格(実勢価格8万円前後)
4K/8K放送のMPEG-4AACに対応し、22.2ch音声入力に対応したサウンドバー。本体には3ウェイドライバーを搭載し、これに「OPSODIS(オプソーディス)」技術を組み合わせることでシンプルかつスマートに立体音響再生を実現しているのがミソ。22本のスピーカーを一般家庭に設置するのは無理があるが、本機1台で包まれるような音響効果が充分味わえる。(小原)
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