▲JVCケンウッドでは、普及の進むIPベースの映像制作システムに適合する4Kカメラ「GY-HC550」(写真)、「GY-HC500」をメインに展示。1.0型のCMOSセンサーに、新開発の4K対応20倍ズームレンズの搭載が特徴。別売りのSSDメディアを使えば、4K/60p Apple ProRes 4:2:2 10ビットの収録も可能
▲Looking Glass Factoryでは、裸眼で立体視ができる8K仕様のディスプレイ「The Looking Glass 8Kイマーシブ・ディスプレイ」を展示していた。ライトフィールド技術(一つの被写体を複数のカメラで撮影する)によって映像を生成するそうで、デモでは男性の顔を表示しており、見る位置を変えると顔の見える角度も変わっていた
▲「The Looking Glass 8Kイマーシブ・ディスプレイ」を横から見ると結構な厚みがある
▲ケイアイシーでは、超短焦点プロジェクター用の張り込み式スクリーン「dnp Supernova STW」を展示。スクリーンは、90インチを4面組み合わせて180インチのサイズとし、そこに映像を投写していた。幕面はルーバーのようなヒサシ構造になっているため、プロジェクターからの入射光(下から)は反射するが、上からの照明光は反射しないようになっており、照明の影響の少ない明るい映像を映し出していた
▲NECブースでは、各種展示に交じって、4Kフォーマットで撮影できる超高感度のカメラの試作機デモも行なっていた。2/3型のセンサーによる3板式のカメラで、0.1ルクス下でも撮影が可能という。来年夏の発売を目指しているそう。主な用途は監視カメラ、定点カメラとか
▲地上テレビ放送高度化へ向けて、現在規格化が進んでいる次世代の映像符号化方式「VVC」圧縮によるデモも行なっていた。画面左は現在の新4K放送で使われているHEVC、右がVVCとなる。同じ8Mbpsのというかなり厳しいビットレートで圧縮していたが、VVCのほうはかなり綺麗な映像となっていた。現在の地デジはチャンネルあたり約13~17Mbpsのビットレートを使っており、これをVVCに置き換えればより低いレートで4K映像が伝送でき、空いたレートをほかに活用できる、という目論見だ。ちなみに、現在のVVCエンコードはリアルタイムの3万倍かかるそうで、1秒の映像のエンコードに3万秒(約8時間)かかるという
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