衛星デジタル音楽放送のMUSIC BIRD（ミュージックバード）は、10月からの新番組情報を発表した。3番組あり、タイトルと放送時間、概要は下記の通り。
『復刻 菅野沖彦のオーディオファイル』
『Stereo Sound』誌で活躍されたオーディオ評論家の菅野沖彦氏
出演：菅野沖彦（オーディオ評論家）
チャンネル：THE AUDIO（124ch）※オーディオ専門チャンネル
放送日時：毎週日曜 16:00～20:00
放送開始日： 2018年10月7日（日）
ミュージックバードは今年12月に有料放送開始25周年を迎えるのを記念し、過去の名番組の復刻プロジェクトを開始する。その第一弾に選ばれたのが、録音エンジニアでオーディオ評論家の菅野沖彦氏が、1992年から2010年3月まで担当していた伝説の番組『菅野沖彦のオーディオファイル』だ。
本番組は弊社刊行の季刊誌『Stereo Sound』で菅野氏が連載していた「オーディオファイルのための音楽ガイド＆エッセイ」で取り上げた新譜を例に「クラシックの優秀録音とは何か？」を語るもので、ミュージックバードによると「オーディオファンから高い評価を得ていた」という。
オーディオファイルのバイブル、菅野沖彦氏の著書
Stereo Soundのバックナンバー
https://www.stereosound-store.jp/fs/ssstore/c/bss_reg_ss
『TOKYO FM Studio IRISライブ』
10月と11月に出演する、野瀬栄進氏のレコーディングの模様
チャンネル：THE JAZZ（122ch）※ジャズ専門チャンネル
放送日：毎週日曜18：00～
放送開始日：10月7日（再放送：14日・21日・28日）
チャンネル：THE AUDIO（124ch）※オーディオ専門チャンネル
放送日：毎週土曜 16：00～
放送開始日：10月6日（再放送：13日・20日・27日）
同社の親会社であるTOKYO FMの本社にある多目的レコーディングスタジオ「IRIS」（イリス）で、ライブ演奏を96kHz/24bitのハイレゾ品質でレコーディングし、オリジナルコンテンツとして放送する。
登場予定アーティストは、2018年10月と11月が野瀬栄進、12月は遠藤律子トリオ。2019年以降は1月／武田愛＋松尾明トリオ、2月／福井ともみトリオ、3月／福井ともみマウント・ノネット（9重奏）となっている。
『オリジナル盤レコードの世界』
パーソナリティを務める「diskunion JazzTOKYO」の店長・生島昇氏
出演：生島 昇（diskunion JazzTOKYO店長）
チャンネル：THE JAZZ（122ch）※ジャズ専門チャンネル
放送日 ： 隔週土曜 10:00～11:00 再放送＝土曜21:00～22:00
放送開始日 ： 2018年10月6日（土）
パーソナリティに世界最大級というジャズ専門のアナログレコードショップ「diskunion JazzTOKYO」の店長・生島昇氏を迎え、アナログレコードのオリジナル盤に焦点を当てる。オリジナル盤は、発売当初にプレスされた盤のことで、再発盤や復刻盤に比べて音が良いとされ、マニアの間でも人気が高い。
本番組では毎回ゲストを招き、幅広いジャンルから1枚（もしくはテーマに沿った複数枚）のアルバムを軸に、オリジナル盤のサウンドを味わう。セカンドプレスやリマスター盤との比較や、モノラル／ステレオの比較、さらにはイコライザーカーブの最適化などにも挑戦するとのことで、マニア必聴の内容と言えそうだ。
8月31日までアンテナを無料で設置できるキャンペーンを実施中
なお、ミュージックバードは衛星放送のため、聴取には専用のチューナーとパラボラアンテナが必要だ。チューナーはエントリー向けの「CDT-3AFD」（想定市場価格\47,800前後）、中級機「MDT-5CSX」（同￥99,800前後）、ハイエンド志向の「Conclusion C-T100CSX」（同￥198,000前後）の3機種があり、筐体や電源回路の品質、出力端子の数等が異なる。
聴取料はチャンネル数によって異なり、50chのスタンダードパックが月額￥2,000（税別）、100chのデラックスパックが月額￥3,000（税別）、全156chを聴けるマキシマムパックは月額￥4,000（税別）となる。8月31日まで、加入料やアンテナと設置工事が無料になるキャンペーンも実施しているほか、毎月先着20名に限り初期費用込みで月額￥2,000（税別、3年以上の利用が必須）の「コミコミLight」プランも受付中だ。この機会に加入してはいかがだろうか。
