画像1: Auto Sound Web Grand Prix 2018:シンフォニー クワドロリゴ PRECISION ONEパワーアンプがグランプリを獲得した理由
画像2: Auto Sound Web Grand Prix 2018:シンフォニー クワドロリゴ PRECISION ONEパワーアンプがグランプリを獲得した理由

ほのかにあたたかい音の温度感が心地よい
こういう音が欲しかった方もいるはず

文=鈴木裕

 Tempoシリーズの、A級作動の2チャンネルパワーアンプだ。定格出力としては35W×2(4Ω)。モノーラル出力にすると180W(4Ω)を保証している。

 きちんとA級らしい音のするアンプで、肌合いのいい、なめらかな音が実にチャーミングだ。ほのかにあたたかい音の温度感が心地よい。基本的にS/N感は良く、空間も伸びやかに展開するが、そうしたオーディオ的な性能よりも、ヴォーカルの人肌の感じや、ライブでもオーディエンスの拍手がチリチリせず、自然なざわめきとして聴かせてくれる。しかし、甘い音のアンプというわけではなく、クラシックを聴くとピアノの高域のキンッという感じも出てくる。もう少しアキュレートで、低域の駆動力が欲しい方にはAB級のHeritage two(22万円)もラインナップされており、選択するのもなかなか悩ましいところだ。イタリアは日本とは違う国ということをあらためて感じさせてくれる貴重な存在と思った。こういう音が欲しかった方もいるはず。

精細感に富んだサウンド、格調の高さを感じさせる
良質な響きでおおい包んでくるような聴かせ方が実に新鮮

文=藤原陽祐

 いまから約20年前、イタリア中部マチェラタの地にオーディオメーカーとして産声を上げたシンフォニークワトロリゴ(創業時のブランド名はシンフォニー)。パワーアンプは、上級ラインの「ラ・プリマ」と、普及ラインの「テンポ」という2ライン構成で、後者にはA級動作のプレシジョンシリーズとAB級動作のヘリテージシリーズが存在する。Precision Oneはクロスオーバーフィルターなどを内蔵しない、シンプルなステレオ仕様のパワーアンプで、チャンネル独立のゲインコントロールを備える。

 緻密な響きを凝縮したような精細感に富んだサウンドが特徴的で、ある種の格調の高さを感じさせる。音場の拡がりは比較的コンパクトだが、華やかさを無理に演出することなく、あくまでもおおらかに、リスナーを良質な響きでおおい包んでくるような聴かせ方が実に新鮮だ。女性ヴォーカルは声ゾクッとするほどみずみずしく、オーケストラのアコースティックな響きは豊かな表情を備えたグラデーションとして描き出される。

シンフォニークワトロリゴ sinfoni quartorigo
Power Amplifier
PRECISION ONE
¥140,000(税別)

SPECIFICATION
●定格出力:25W×2(4Ω、12V)、35W×2(4Ω、14.4V)、180W×1(4Ω、14.4V)
●入力感度:400mV〜8V
●入力インピーダンス:48kΩ
●周波数特性:7Hz〜70kHz
●SN比:100dB以上
●外形寸法:W225×H40×D187mm
●重量:2kg

■問合せ先:
フェリース ソニード
電話番号:0745-53-2220
Eメール:info@felisoni.jp

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