速水監督の長編デビュー作『クシナ』が、いよいよ7月24日に公開。主役クシナを演じた郁美カデールは「台本を読みながら遊んでいたっていう感覚でした」
世間から隔絶された山奥で生活する男子禁制の女人だけの集落。村長たる鬼熊<オニクマ>は、自分の娘と孫を守るため、住人らには厳しい掟を課していた……。大学在学中から早くも才能を発露した速水萌巴監督の長編デビュー作となる『クシナ』が、完成から2年、ようやく国内での公開が決定した。彼女たちはなぜ、山奥で隠遁した生活をおくるのか? タイトルロール“クシナ”を演じ、本作が女優デビューとなった郁美カデールにインタビューした。
――公開を目前に控えて、演じられたクシナと同じ14歳を迎えていかがですか?
ありがとうございます。撮影当時は9歳でしたから、もう4年も経ちます。その頃は、クシナのことを明るくて楽...