万田邦敏の描く愛憎サスペンス作『愛のまなざしを』がいよいよ公開。記憶の中に生きる妻・薫を演じた「中村ゆり」にインタビュー
亡くした妻を忘れられない精神科医の前に現れたのは、彼の愛を独り占めしたいという強烈な願望を抱く美女だった。鬼才・万田邦敏が、共同脚本・万田珠実と3度目のタッグを組んでおくる愛憎サスペンス作『愛のまなざしを』が、いよいよ日本で公開される。ここでは、仲村トオル演じる貴志の亡き妻・薫を演じた中村ゆりにインタビュー。男女の愛憎模様を俯瞰しながら演じた薫の役作りについて聞いた。
――まずは、本作に出演しての感想をお願いします。
台本をいただいて最初に読んだ時に、うわぁすごい独特な話だなって思いましたね。万田監督の世界観が好きで、ずっとご一緒したいと思っていたので、やっぱりこの世界観だよねという気持...