10月23日から25日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された「2026 東京インターナショナルオーディオショウ」。今回は、その中から編集部が注目した新製品情報をお届けする。
G403 アーク・ジョイア
アーク・ジョイアのブースでは、日本初上陸の新ブランドと人気スピーカーの最新作を軸に、造形美と音楽性を兼ね備えたハイエンドシステムが展開された。
大きな話題を集めたのが、本邦初披露となったイタリアのアンプブランド、セルブリン&サンだ。名匠フランコ・セルブリン氏の甥にあたるファビオ・セルブリン氏が立ち上げたブランドで、ウォルナット無垢材とアルミシャーシを調和させた端正な薄型筐体が目を引く。

来場時はエステロンのフロアー型「X Diamond MkII」を鳴らすデモが行なわれていた
会場には第1弾の「Frankie」シリーズが揃い、真空管を用いたハイブリッド構成のプリアンプ「Frankie hybrid preamplifier」(市場想定価格¥1,100,000前後、税込)と、モノーラルパワーアンプ「Frankie monoblock power」(市場想定価格¥1,320,000前後、ペア、税込)による再生を実施。さらにステレオパワーアンプ「Frankie stereo power」(市場想定価格¥660,000前後、税込)や、2027年発売予定のプリメインアンプ「Frankie Integrated Amplifier」(価格未定、2027年発売予定・参考出品)も初公開された。

セルブリン&サンのプリメインアンプ「Frankie Integrated Amplifier」
スピーカーの目玉は、エステロンから登場したブックシェルフ型の新製品「AURELLE」(¥2,640,000、ペア、税込、ホワイト)だ。鉱石とポリマーの複合素材による流麗な密閉型キャビネットに、2ウェイ3スピーカーのバーチカルツイン構成を採用する。
会場では同社のフロアー型スピーカー「X Diamond MkII」やフランコ・セルブリンの「Accordo Goldberg」とともに鳴らし分けが行なわれたほか、フランコ・セルブリンのフラッグシップ「Ktema」の美しいアイボリー系新色も披露された。駆動系にはソウリューションのフラッグシップ、7シリーズ(『727』『757』『717』)やビスポーク・オーディオのトランス式パッシブプリアンプ「Passive Pre」も投入され、格調高いサウンドを聴かせていた。

エステロンのブックシェルフ型「AURELLE」+専用スタンド「Stand AURELLE」(¥770,000、ペア、税込、ホワイト)。左は既発の「AURA」

フランコ・セルブリン「Ktema」のアイボリー系新色(¥6,820,000、ペア、税込)も展示されていた
G404 タイムロード
タイムロードのブースでは、英国と欧州の気鋭ブランドによる最先端のデジタル/ネットワーク再生システムが構築され、現代デジタルオーディオの到達点を示すデモが繰り広げられていた。

取材時は、スピーカーにキュードス「TITAN 808」を用いたデモが行なわれていた
多くの来場者が聴き入っていたのが、英コード・エレクトロニクスの最高峰アップスケーラー「Quartet」(¥8,580,000、税込、予価)のデモ。昨年の試作機展示を経て、今回はついに完成した製品仕様の実機が登場。同社の定番D/Aコンバーター「DAVE」と組み合わせ、「Quartet」のオン/オフによる比較試聴も実施され、空間の見通しや微細な質感を飛躍的に高める演算処理の威力を鮮烈に印象づけた。あわせて長年のユーザーに向けた「DAVE」のリフレッシュサービスも案内され、高い関心を呼んでいた。

製品版の実機が登場したコード「Quartet」のデモには、多くの来場者が熱心に耳を傾けていた

ブース内にはコードの美しい銘機たちがずらりと並ぶ
もう一方の主役が、同社が今年から取り扱いを開始したポルトガルのネットワークオーディオブランド、イニュオスの製品群。フラッグシップ・トランスポート「NAZARE」(¥12,320,000、税込、ストレージなし)に専用ユニット「NAZARE FLOW」(¥6,380,000、税込)、「NAZARE NET」(¥6,160,000、税込)を加えた3筐体のフルシステムを筆頭に、「ZENith」(¥4,928,000、税込、ストレージなし)や「Stream3」(¥1,900,800、税込)といったモデルも紹介。スピーカーには英キュードスのトップエンド「TITAN 808」が据えられ、最新のデジタル送り出し機器が引き出す生々しい音楽表現を存分に堪能できるブースとなっていた。

イニュオスの「NAZARE」などが並ぶラック。右はコードの「Quartet」

会場にはキュードス「TITAN 808」(¥9,680,000、ペア、税込)のほか、「TITAN 707」(¥4,950,000、ペア、税込、左)、「TITAN 505」(¥2,860,000、ペア、税込、スタンド付属、中央)、「TITAN 606」(¥3,410,000、ペア、税込、右)も展示


