Phasemation(フェーズメーション)は、11月28日に真空管式モノーラルパワーアンプ「MA-3000」(¥6,500,000、税別、ペア)を発売する。2023年に発売されたフラッグシップアンプ「MA-5000」のDNAを引き継ぐ弟機として開発されている。

 フェーズメーションが世の中に提案しているのは、最新のスピーカーもいきいきとドライブできる「現代のハイスピードアンプ」で、その目標を実現するのにもっともふさわしいデバイスのひとつが真空管だと考えているそうだ。MA-3000はその代表的とも言っていい三極管の300Bをファイナル段に採用、ドライブ段にはPSVANEのハイグレード版EL34を3極管使用している。

画像1: フェーズメーションから、現代のハイスピードアンプ「MA-3000」がデビュー。同ブランドのこだわりであるモノーラル構成やノンNFBも踏襲する

 一般のパワーアンプの場合、ドライブ段には電圧増幅、そして最終段が電力増幅段という構成を取っている。しかしMA-5000では前段から電力増幅段として動作しており、この方法をMA-3000にも採用している。

 そんなフェーズメーションのパワーアンプは基本的にモノーラル構成にこだわっている。その理由は、圧倒的なセパレーションの良さに起因する卓越した音場再現が可能だからという。MA-3000の筐体は、MA-2000のシャーシをベースに、MA-5000で培った多くの技術を投入してモノーラルの良さを活かしているそうだ。

 また一般的なアンプに使われる負帰還回路(NFB)は、帯域を保ちアンプを安定させるのに有効だが、フェーズメーションのアンプではNFBを設けていない。これは、音楽信号を極力制御しないというブランドポリシーを大前提として、NFBを持たないことでより躍動感と表現力に優れるという試聴の結果とのことだ。

 さらにフェーズメーションでは、ルンダール社のトランスを以前から採用してきた。これは、ルンダール社の目指すトランスペアレント(透明感のある)サウンドが同社の理想と一致しているからだ。MA-3000に使用している段間トランスもルンダール社製で、フェーズメーション特注のトランスとのことだ。正確な音楽信号を最終段まで伝送する段間トランスもMA-3000の持つパフォーマンスを再現する重要な部品の一つになっている。

画像2: フェーズメーションから、現代のハイスピードアンプ「MA-3000」がデビュー。同ブランドのこだわりであるモノーラル構成やノンNFBも踏襲する

 スピーカー端子はフルテック製の高性能品で、ほとんどの極太ケーブルやスペード端子の装着が可能。純銅のコンダクターにロジウムメッキを施した端子は、ねじ切れることなのないトルクリミッター機能を持っており、端子は4Ωと8Ωが独立している。

 MA-3000のリアパネルには、0dB/-6dB/MUTEのアッテネータースイッチが搭載されている。これまでの同社製パワーアンプと比べるとやや高めのゲイン設定がされているので、音量を上げられない場合などは、-6dBに設定することで、より有効なボリュウムポジションでの使用が可能になるという。

 入力端子はRCAとXLRを各1系統搭載。RCA入力は削り出し端子に金メッキ処理を施した高音質タイプを、XLR端子も接点に金メッキを施したNeutrik(ノイトリック)製の端子を採用している。

 もうひとつ、同社では長年アンプの設計を行ってきた中で、真空管から他の回路に影響を与えていることがわかってきたそうだ。そこで、この漏洩磁束の類を他の信号回路に影響しないように、真空管カバーの裏面にケイ素鋼板を取り付けて影響を取り除いている。それもあり、フェーズメーションの真空管アンプではカバーを付けた状態が一番良い音になるようにチューニングされているので、装着したままで聴いて欲しいとのことだ。

「MA-5000」の主なスペック

●最大出力:25W
●出力インピーダンス:4Ω、8Ω
●入力インピーダンス: 47Ω
●利得:34dB(8Ω)
●残留ノイズ:200μV以下(IHF-A)
●周波数特性:10Hz〜40kHz (±3dB)
●消費電力:160W
●寸法/質量:W310✕H255✕D480mm/19.0kg

This article is a sponsored article by
''.