ガイ・リッチーが監督・脚本・共同プロデュースを手掛けた一作。しかもスーパーマン/クラーク・ケント役でおなじみのヘンリー・カヴィルと『ブロークバック・マウンテン』で一大ブレイクを果たしたジェイク・ギレンホールの共演なのだから、アクションの迫力も保証付きと言っていい。
ふたりの目的は、「姿を消した独裁者サラザールを見つけ出して、彼がせしめたものすべてを奪い返すこと」。だが当然ながらそれだけの独裁者ゆえ、一筋縄ではいかない。ゆえに、ふたりが扮する人物のキャラクター設定が並外れて来い。ヘンリーが演じるシドはイギリス海兵隊(SBS)で鍛えられた知性派、ジェイクが演じるブロンコは元アメリカ海軍の武闘派。このふたりがバディとなって目的の遂行にあたるのだが、実に良いスパイス役となっているのが、辣腕弁護士のレイチェル。実は彼女がこのふたりを雇っており、実際のところのリーダーシップはどうやらこのレイチェルにありそうだ。途中からは、このレイチェルの動きが物語の舵を大きくとってゆく。
とにかくサラザール側は武装した自前の軍隊も警察も持っている。そこにどう飛び込み、立ち向かってゆくか。シドもブロンコもツワモノではあるがスーパーヒーローではない。その“人間臭さ”の描写にも惹かれた。
映画『グレイ・ミッション』
8月21日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:ガイ・リッチー プロデューサー:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、ジョン・フリードバーグ
出演:ヘンリー・カヴィル、ジェイク・ギレンホール、エイザ・ゴンザレス、ロザムンド・パイク、クリストファー・ヒヴュ、フィッシャー・スティーヴンス
2026年/アメリカ、イギリス/97分/シネスコ/5.1chサラウンド/字幕翻訳:町野健二/原題:In The Grey
配給:AMGエンタテインメント
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