海外盤発売情報
米国盤『キリング・フィールド』2026年9月28日リリース
THE KILLING FIELDS - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION
4K DIGITAL RESTORATION
UKセカンドサイトから届いた4K UHD BLU-RAY『キリング・フィールド』(1984)リリース・アナウンス。本作品の製作プロダクションであるゴールドクレスト・フィルムズ(英国の独立系映画制作・配給・ポストプロダクション)による、35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア/HDRグレード版。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。リマスター5.1サラウンド・サウンドトラック収録。リリースは通常版と限定コレクターズ版の2バージョン。
生きていることは美しい。
1970年代初頭。ベトナム戦争の戦火は隣国カンボジアにも及び、 ロン・ノル政府軍とポル・ポト派クメール・ルージュによる内戦は激化の一途をたどっていた。1975年4月、クメール・ルージュが首都プノンペンを制圧して政府軍を破り、政権を奪取。旧政府軍の幹部や兵士は、直後に激しい粛清(虐殺)の対象となり、それは一般市民にも大規模かつ容赦なく及ぶこととなる(これまでの歴史や文化をすべて破壊し、社会を完全に初期化するために、クメール・ルージュが掲げた「ゼロ年」の社会浄化政策)。その模様を赤裸々と綴った。ニューヨーク・タイムズ紙の記者シドニー・シャンバーグの回想録(1980/The Death and Life of Dith Pran/ディス・プランの生と死)の映画化作品である。
ーーWhen viewing this trailer, please set resolution to 720pーー
AWARDS
| アカデミー賞 | 1984年 |
|---|---|
| ☆ 受賞 | 助演男優(ハイン・S・ニョール)撮影(クリス・メンゲス)編集(ジム・クラーク) |
| ★ ノミネート | 作品 監督(ローランド・ジョフィ)主演男優(サム・ウォーターストン)脚色(ブルース・ロビンソン) |
俳優から脚本家に転身したブルース・ロビンソンの脚本は、政治的なバックストーリーに多くの時間を費やすことなく、内戦と民族浄化の惨劇の中で繰り広げられる友情、忠誠心、そしてサバイバルの行方に目を向ける。ドラマの核となるのは、シャンバーグ(サム・ウォーターストン)と、彼のカンボジア人助手ディス・プラン(ハイン・S・ニョール)の関係だ。原作回顧録の題名にもあるプランは、教育水準の高さゆえにクメール・ルージュの格好の標的である。彼は序盤、国外脱出の機会を得た際、シャンバーグと共に留まることを選択する。だがその決断が、彼を悲惨な運命へと導いていくことになる。血生臭く、汚く、しばしば混沌とした本作品は、内戦の渦中に観客を放り込み、息継ぎさえ許さない。混沌とした状況に巻き込まれた観客は、ストーリーの背景でなにが起きているのかを把握することすら困難となる。ここにドキュメンタリー出身のローランド・ジョフィならではの、極めて効果的な仕掛けがある。まるで自分がなぜ巻き込まれたのかも分からず、混乱に巻き込まれた迷子ように感じさせるのである。そしてその混乱は、背筋を凍らせるほどの恐怖を掻き立てる一方で、怒りの矛先すらわからない苛立ちをも植え付けるのである。
ーーWhen viewing this clip, please set resolution to 1080p/HDーー
撮影監督は本作品と(同じくジョフェ監督作)『ミッション』で2度のオスカーに輝いたクリス・メンゲス。1960年代前半、ドキュメンタリーのカメラマンとしてキャリアをスタートさせたメンゲスは、本作品では16mmフィルムの質感とトーンを念頭に置いた35mmフィルム撮影、および現像テクニックを実践したという。ロングレンズ(長焦点レンズ)の使用、ハンドヘルド撮影によるリアリズム(パンニングは頻繁に使われる)、アベイラブルライト(その場にある灯り)と限定的な人工照明の使用、中明度・低彩度のグレイッシュトーン、増感現像と現像時の攪拌頻度のコントロールなど、そのこだわりを挙げればキリがない。中でも映画の後半。それまで脇に回っていたプランに視点を移し、彼の一人称ドラマ形式になると、メンゲスの生み出した映像のインパクトは層倍なものとなる。こうした映像設計は、DVD、BLU-RAYでは不必要なアーティファクトを生み出していたが、4K HDRでの再現力を大いに期待したいところだ。

音楽はロック・ミュージシャンのマイク・オールドフィールド。1984年、オールドフィールドは未知の領域への挑戦として、初のポップアルバム(『ディスカバリー』)と、初の映画音楽を作り上げている。オールドフィールドといえば『エクソシスト』で『チューブラー・ベルズ』が使用されたことで知られているが、映画のために作曲をしたのは初めてとなる。当初、本作品の音楽はすべて電子音楽となる予定だったが、プロデューサーのデヴィッド・パットナムから追加曲の要望があり、最終的にはオーケストラパートと合唱(コーラス)の導入を追加することになった。追加曲はオールドフィールドとも親交があったデヴィッド・ベッドフオードで、クラシック音楽の深い造詣と作曲家としての技能に優れていた彼は、追加曲以外に編曲作業にも携わっている。その追加曲はベッドフォードの楽曲よりもずっとオーソドックスなものであり、従来型の映画音楽の領域に踏み込んでいる。
ーーWhen viewing this clip, please set resolution to 1080p/HDーー
(映画音楽の仕事は)非常にがっかりするものだった。彼らは特別な音楽ではなく、ありきたりなステレオタイプの映画音楽を求めているように思えた。ラッシュの映像に完璧に合うように音楽を作ったが、いざファイナルカットになったら、彼らは私の音楽をバラバラに切り刻み、想定していたのとはまったく違うシーンに当てはめてしまったんだ。しかも最終的なミキシングでは、私の音楽のボリュームがあまりにも小さく、ほとんどの場面で聴き取ることすらできなかった。私は他人のためではなく、純粋に自分自身を満足させるために音楽を作ることに慣れていたから、こうした妥協の要素は肌に合わなかった。マイク・オールドフィールド
ーーWhen viewing this clip, please set resolution to 1080p/HDーー
音響エンジニアは『ロッキー・ホラー・ショー』『ミッション』『メンフィス・ベル』のイアン・フラー(編集監督)『エイリアン』『シャイニング』『ラスト・エンペラー(オスカー受賞)』のビル・ロウ(レレコーディングミキサー)。彼らが創り上げた市街戦の戦時音は、その空間を1音1音が増幅された強迫的な地形に変貌させて、すこぶる怖い。命を脅かす、あるいは死と直結した戦時ノイズと、底寒い静寂のコントラストは必聴である。
ーーWhen viewing this clip, please set resolution to 1080p/HDーー
SPECIAL FEATURES AND TECHNICAL SPECS
TWO-DISC(4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY with the film and special features)COMBO PACK RELEASE
- NEW 4K RESTORATION FROM THE ORIGINAL CAMERA NEGATIVE
- HDR PRESENTATION OF THE FILM(DOLBY VISION / HDR10 COMPATIBLE)
- NEW A Love Story: interview with Roland Joffé
- NEW Believing in Magic: interview with Producer David Puttnam
- NEW Looking for that Rhythm: interview with Writer Bruce Robinson
- Audio commentary with Director Roland Joffé
- Exchanges of Trust: an interview with Actor Julian Sands
- Archive interview with David Puttnam
- Deleted Scenes
Limited Edition Contents
- Rigid slipcase with new artwork by Thinh Dinh
- 120-page book with new essays by Tim Coleman, Martyn Conterio, Jamie Graham, Andrew Graves, Dan Schindel, and Sean Wilson
- 6 collectors' art cards
ーーWhen viewing this clip, please set resolution to 1080p/HDーー
DISC & FILM SPECS
| Title | THE KILLING FIELDS |
|---|---|
| Released | Sep 28, 2026 (from Second Sight UK) |
| SRP | £24.50, £40.85 |
| Run Time | 141 min |
| Codec | HEVC / H.265 (Resolution: Native 4K / DOLBY VISION / HDR10 compatible) |
| Aspect Ratio | 1.85.1 |
| Audio Formats | English DTS-HD Master Audio 5.1 (48kHz / 24bit) ※other format(s) TBA |
| Subtitles | English SDH ※other subtitle(s) TBA |
| タイトル | キリング・フィールド |
|---|---|
| 年 | 1984 |
| 監督 | ローランド・ジョフィ |
| 製作 | デヴィッド・パットナム |
| 製作総指揮 | ジェイク・エバーツ |
| 原作 | シドニー・シャンバーグ |
| 脚本 | ブルース・ロビンソン |
| 撮影 | クリス・メンゲス |
| 音楽 | マイク・オールドフィールド デヴィッド・ベッドフォード《追加音楽/編曲》 |
| 出演 | サム・ウォーターストン ハイン・S・ニョール ジョン・マルコヴィッチ ジュリアン・サンズ クレイグ・T・ネルソン ビル・パターソン スポルディング・グレイ グレアム・ケネディ パトリック・マラハイド ネル・キャンベル |











