突き抜けた映画を配給する「映画配給エクストリーム」からの最新作で、6月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国公開される。キャッチフレーズが、またすごい。「途中退場者続出! 超極限・精神崩壊……。人知を超越したトラウマ級映画体験 閲覧注意のファウンド・フッテージホラー」と、これはもう、心臓の弱い人は文字面だけで足がすくんでしまうかもしれない。が、なんというのだろう、ちょっとやそっとじゃ動じないぜと、心の強度を満タンにしていけば、これはまた、確かに得難い体験ができるのだ。そして「音楽(と、その存在)」が実に効果的に使われていることにも注目したい。
舞台はカリフォルニアのモハーベ砂漠。いかに広く、迷い込んだらヤバイ場所であるか、前もって調べておくのもひとつの手であろう。4人の仲間たちがそこでミュージックビデオを撮影しようと意気込んでいた。4人もいるしそれぞれが友人だから、ちょっと緊張感の足らなかったところもあるだろうし、砂漠の怖さに鈍感になっていたのかもしれない。4人がどうなっていくかについてはあえて触れないが、そこで発見された3 つのメモリーカードがある意味、物語のストーリーテラー的役割も担う。そのMVの撮影はスマホでしていたのだろうか、ひじょうにカメラの動きが機敏で、アングルが自在なのも見どころ。その軽快さと、ストーリー自体の重さも良きコントラストになっているように感じられた。
音楽活動もおこなっているロビー・バンフィッチが監督・脚本・出演を兼ね(このポジションに私は『ボールドアズ、君。』等を手掛けた岡本崇を思い出した)、ほか、ロビーと同様、アンジェラ・バソリス、ミシェル・メイ、スコット・シャメルがそれぞれ実名で役柄を演じている。
映画『アウトウォーターズ 裂けた砂漠』
2026年6月26日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国ロードショー!
監督:ロビー・バンフィッチ
出演:ロビー・バンフィッチ、アンジェラ・バソリス、スコット・シャメル、ミシェル・メイほか
2022/アメリカ/英語/110分/カラー/提供:メニーウェル/配給:エクストリームフィルム
(C) Outwater Road X, LLC. 2022


