ゼンハイザーから、ハイレゾ対応ワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 5 Wireless」が発表された。市場想定価格¥69,960(税込)で、6月12日から予約受付を開始し、発売は22日を予定している。

デザインは光沢仕上げのブラックとホワイトをラインナップ
これまでのフラッグシップワイレスヘッドホン、「MOMENTUM 4 Wireless」から4年、80年以上の歴史を持つ同ブランドの知見を活かし、さらに開発エンジニアの能力や専門性を注ぎ込んだ製品となっている。
ゼンハイザーは、マイクからヘッドホンまで手掛ける、音の始めと終わりを知っているブランドとして、アーティストが録音した音をそのまま再現することを目指している。

そのために、自社開発の42mmドライバーを搭載。上位シリーズ「HD 600シリーズ」のドライバー設計を踏襲し、さらに「HD 800シリーズ」や、超弩級ヘッドホン「HE-1」の開発で培った技術も投入されている。その結果、低域から高音まで正確な音を奏でることができるモデルに仕上がったという。
具体的には、再生周波数帯域が6Hz〜40kHz(USB&Bluetooth入力時)にアップ、MOMENTUM 4 Wirelessは6Hz〜22kHzだったので高域再生能力が大きく進化したことになる。振動板は同じものとのことだが、周辺回路等の変更によって改善を達成したそうだ。

その他MOMENTUM 4 Wirelessとの違いとしては、MOMENTUM 5 Wirelessでは300Hz〜500Hzを滑らかにして楽器やヴォーカルの再現をナチュラルにし、さらに3kHz〜5kHzを持ち上げることで中音域の再現性も改善しているそうだ。
ANC(アクティブノイズキャネリング)機能については、デジタルマイクを8基搭載し、MOMENTUM 4 Wireless比で3倍のANC効果を獲得している。ハイブリッド&アダプティブANCとのことで、外部ノイズを検出して最適な強さのANC効果を発揮するそうだ。ナチュラルな外音取り込み、自動風切り音低減機能も備えている。

Bluetoothについては、SBCやAACに加えて、aptX AdaptiveやaptX Losslessにも対応。ハイレゾ品質でのワイヤレス再生を楽しめるようになっている。
新たな機能として、Dolby Atmosを使った空間オーディオアップミックス技術も搭載されている。これはBluetooth等で入力された2ch音源を、臨場感豊かな空間オーディオとして再生するもので、ヘッドトラッキング機能と組み合わせることで、よりリアルな空間再現を楽しめるそうだ。
ヘッドホンの音を自分の好みに合わせて調整できる、サウンドパーソナライゼーション機能も採用している。スマホアプリから好みのサウンドプロファイルを作成できるもので、空間オーディオ機能とは排他になるが、こちらも面白く活用できそうだ。

イヤーパッドを外したところ。バッテリー交換時には、写真の小さなネジを外せばいい
バッテリーはANCオンの状態で最大57時間の再生に対応。さらに昨今のサステナブルへの取り組みを踏まえ、バッテリー交換も可能になった。バッテリーパックを単品販売し、ユーザーが自分で交換するというもので、ドライバー1本あれば簡単に取替えられる仕様になる予定という。
新製品発表会で、スマホとつないだ音を確認させてもらった。その第一印象は、ANCの効果が鮮烈ということ。会場には多く参加者がおり、その話し声も響いていたが、ANCをオンにするとそれらのノイズがすっと収まり、音楽に集中できるようになる。
オンにした瞬間はその変化にびっくりしたが、聴き続けると音場の落ち着きが心地よく、細かな音情報まで再現されているのがわかる。アダプティブの効果も自然なので、MOMENTUM 5 Wirelessなら環境を問わずいい音を楽しめることだろう。

MOMENTUM 5 Wirelessは、小柄な女性にもぴったり
https://jp.sennheiser-hearing.com/pages/momentum-5-wireless-experience

