デノンから、ベルトドライブ方式のターンテーブルの新製品「DP-500BT」が3月27日に発売される。価格は¥138,600(税込)。

新製品のDP-500BTは、型番から分かるように、今様な試聴環境でもあるBluetooth送信に対応したターンテーブルであり、同ブランドのラインナップの中では、現行ミドルクラスの「DP-450USB」と、フラッグシップ「DP-3000NE」の間に位置するものとなる。

ということもあって、本DP-500BTは、DP-3000NEのサウンドパフォーマンスをより多くのオーディオファイルへ届けることを目的に開発が行なわれたという。ポイントは3つ。一つは「性格かつ安定した回転部」、一つは「高い追従性と安定性の高いトーンアーム」、そして「Vivid&Spaciousサウンド」となる。
さて、そうしたサウンドを実現するために、シャーシは3000NE同様にリジット構造とし、樹脂・金属プレート・ダイキャストという異種材料を組み合わせること――共振周波数の異なる素材――で、共振を抑えた高剛性仕様としている。回転については、センサーによって測定し、基準のクロックと比較・制御することで、精度を高めているという。スピンドルについても、機械精度を上げ、回転ムラ(ワウ・フラッター)を、理想と言われる0.1%以下に抑えている、ということだ。
トーンアームについては、同社の開発拠点でもある白河オーディオワークスにある歴代モデルの資料やOBからの知見をもとに設計を行なったそうで、デノン独自のトラッキングエラー・カーブに準じた設計を行ない、ショートアームではありながら、かつての業務用機器と同等のスペックを実現しているそうだ。


最後のVivid&Spaciousについては、近年の同社が掲げるサウンド思想でもあり、ワイドレンジ、ワイドサウンドステージ、抜け、躍動感などを再現するために、電源(SMPS電源)やコンデンサーの選択は入念に行ない、これを実現した、としている。
なお、本機にはフォノイコライザーが搭載されており、これはシンプル&ストレートな回路を新規で開発。「PMA-1700NE」と同等のオペアンプを採用しているという。
Bluetooth送信については、aptX Adaptive(96/24)をサポート。機能のオン/オフだけでなく。Bluetooth送信の音量調整も、本体のボタンで操作できるのもポイント。

メーカーとしては、DP-500BTをメインに、Bluetooth機能を使って、ワイヤレスヘッドホン/イヤホン、BTスピーカー、サウンドバーなどと組み合わせるミニマムシステムから、ミニコンポ、アンプ、AVアンプといったサウンドシステムと組み合わせてのレコード再生まで、幅広く楽しんでほしいとしている。

短時間ながら試聴することができたのでその印象を記すと、アナログレコードらしい滑らかさや艶やかな音調を具え、「Vivid&Spacious」のSpacious=広いサウンドステージを感じられる再現性。定位感もよく、ボーカルものではクリアな歌声が印象に残った。
DP-500BTの主な仕様
【ターンテーブル部】
駆動方式:ベルトドライブ
回転数:33-1/3、45、78回転
ワウ・フラッター:0.1 %以下 WRMS
プラッター:アルミダイキャスト
モーター:DCサーボモーター
S/N比:62dB以上
【トーンアーム部】
トーンアーム:スタティックバランス / S字型パイプアーム
アーム有効長:220mm
オーバーハング:16mm
針圧可変範囲:0 ~ 4.0g
1目盛り:0.1g
アンチスケーティング調整幅:0~4.0g
適合カートリッジ質量:5.0~13.0g
【カートリッジ部】
カートリッジ:MM型
出力電圧:2.5mV(イコライザーオフ時)/150mV(イコライザーオン時)
最適針圧:2.0g
交換針品番:DSN-85
【Bluetooth部】
コーデック:aptX Adaptive / aptX HD / aptX / SBC
オーディオ・アプリケーション:Classic Audio(AVRCP)- TX のみ
送信出力:Power Class 1
一般通信範囲:見通し距離30m
【総合】
外形寸法:W426×H118×D357mm(ダストカバーを含む)
質量:6.2kg(ダストカバーを含む)
消費電力:10W
待機電力:0.5W以下
付属品:かんたんスタートガイド、安全にお使いいただくために(保証書)、電波に関するご注意、ダストカバー、ヒンジ×2、プラッター、プラッターマット、45回転レコード用アダプター、カートリッジ付きヘッドシェル、カウンターウェイト、オーディオケーブル(アース線付き)、ACアダプター、ACアダプタープラグ(6種類)


