12月26日(金)、映画『翔んだタックル大旋風』の公開初日舞台挨拶が行なわれ、主演の吉田伶香、共演の金子隼也、夏海、森山みつき、藤田健彦、そして小野峻志監督が登壇した。MCは本作のプロデューサーでもある映画評論家のくれい響が務めた。

 都内3館での公開初日を迎えたこの日、キャスト陣が笑顔で登壇。トークセッションではまず「クランクイン初日の思い出」について語られた。主人公・間宮秋子を演じた吉田は、初日に撮影したおにぎりを食べるシーンを回顧。「お腹が空いていたので『美味しそう』と思って食べたら、味がついていないおにぎりだった」と明かし、監督からは「思いっきり食べて、かつ早く飲み込んでセリフを言ってくれ」と言われていたが、「塩ぐらいつけてほしかった…」と、小野監督へ可愛らしいクレームを入れた。これに対し小野監督は「早く食べてくんねえかなと思って見ていた」と冗談交じりに返し、会場の笑いを誘った。

 一方、秋子の憧れの先輩・吉岡健太郎役を演じた金子は、「初日だけ唯一ちゃんと顔が映った」と衝撃の発言。作中では基本的に「アメフトのヘルメット」をかぶっている役柄のため、「こんなにも綺麗な顔なのに監督は僕の顔を塞ぐんだ」と冗談を飛ばしつつも、「顔が見えない分、動きだけで芝居をする新鮮さを楽しんだ」と語った。本作の独特な世界観について聞かれた金子は、台本を読んだ際の感想として「何回読んでも頭の中の『?(ハテナ)』が増えていくばかりだった」と告白。しかし、その訳の分からなさこそが作品の魅力だと気づき、深く考えずに撮影に挑んだという。小野監督は、金子の役柄について「ヘルメットを被った怪物の役。会話が通じない不気味な感じが出て、かなり変な映画になりそうだという手応えがあった」と自信をのぞかせた。

 イベント中盤では、吉田、夏海、森山の3人が担当した主題歌の話題に。アイドルオタクを公言する夏海は「レコーディングが夢だった」と喜びを語ったが、ここで吉田から衝撃の裏話が飛び出した。吉田はレコーディングの際、ガイドボーカル(仮歌)が必要だとリクエストしたところ、流れてきたのが「小野監督の歌声」だったという。これには登壇者も騒然。吉田は「女性の方の声だと思って音量を上げたら『小野監督過ぎて……」と苦笑い。監督は「仮歌版を作るために以前に録っていた自分のデモが流れてしまった」と弁明し、意外な事実に会場は爆笑に包まれた。

 小野監督の前作『野球どアホウ未亡人』にも出演していた森山と藤田は、小野組の現場に慣れた様子を見せた。森山は「前作の主人公“夏子“から今作では”秋子“へ受け渡しの儀式のような気持ちだった」と心境を語った。警備員役を演じた藤田は、この日、劇中の警備員風の格好で劇場の入り口に立っていたが、「誰にも気づかれず、リアルな警備員だと思われて素通りされた」と自虐エピソードを披露し、会場を盛り上げた。

 観客たちへのメッセージとして吉田は「明日、明後日も舞台挨拶があります」とアピール。金子は「何回見ても楽しめる作品。頭の中のハテナを楽しんで」と呼びかけた。小野監督は、公開初日に集まった観客を「ある意味、選ばれた人たち」と称し、「ここに来てしまった以上は、良くも悪くも広めていく使命がある」とSNSでの拡散を懇願。「モヤモヤした気持ちで年を越したくない人はパンフレットを買ったり、サントラを聴き込んでほしい」と呼びかけ、自身の無茶苦茶な世界観を最後まで貫き通した挨拶でイベントを締めくくった。

映画『翔んだタックル大旋風』

2025年12月26日(金)よりテアトル新宿ほかにて公開!

吉田伶香 / 平野宏周 夏海 森山みつき 藤田健彦 水石亜飛夢 / 金子隼也 / 佐野史郎
監督・脚本:小野峻志 主題歌:「恋の危険タックル」タックル三人娘(吉田伶香・夏海・森山みつき) プロデューサー:長田安正 くれい響 製作:BBB 制作:UE 配給:ユナイテッドエンタテインメント
(C)2025『翔んだタックル大旋風』製作委員会

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