先週末に幕張メッセで開催されていた「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」。世界中から『スター・ウォーズ』ファンが集まり、さらに今後の劇場作品についての情報も明かされるなど大いに盛り上がった。

画像: オーディオテクニカのブースでは、実際の音を確認しようという来場者も多く足を運んでいた

オーディオテクニカのブースでは、実際の音を確認しようという来場者も多く足を運んでいた

 そんな「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」に、オーディオテクニカがブースを出展、全世界10台限定のプレミアムウッドヘッドホン「ATH-AWSW DV」と、同作のキャラクターをモチーフにした完全ワイヤレスイヤホン4機種を展示していた。

 「ATH-AWSW DV」は、福井県の越前漆を採用し、ハウジングに漆塗りと蒔絵を施したウッドモデルの限定ヘッドホンだ。そこで使われている蒔絵は、このためだけに特別に用意した『スター・ウォーズ』アセットをベースに伝統的な技法で表現された、ルーカスフィルム公認のアートだそうだ。

 職人が一筆一筆に想いを込めて「ダース・ベイダー」の荘厳な姿を描いているとかで、片面にはベイダー卿のフェイスマスクが正面から、反対側にはライトセーバーを構えたシルエットが浮かび上がっている。

画像: ハウジングに漆塗りと蒔絵を鉾した「ATH-AWSW DV」

ハウジングに漆塗りと蒔絵を鉾した「ATH-AWSW DV」

 オーディオテクニカのブースにはATH-AWSW DVがディスプレイされており、ガラスケースに近づいてその絵柄を観察したり、カメラを向けて撮影をしている多くの来場者(特に海外からの)の姿が見受けられた。

 ATH-AWSW DVについては、実際の音を体験できるコーナーも準備されていた。和風建築を模した引き込み戸を開くと、内部の壁は黒く塗られていて、正面にライトセーバーを持ったベイダー卿の姿(ATH-AWSW DVの左側と同じポーズ)が描かれている。ここに一人でこもって試聴を行うのだ。

画像: 暗室を模した試聴スペース

暗室を模した試聴スペース

 手前の棚には蒔絵を施していない状態のATH-AWSW DVが置かれ、その横にあるボタンを押すと音楽が流れる仕組みだ。音楽を再生している間はシャッターが降りて照明も暗くなり、ある意味外界から遮断された状況で音に集中できる。ここには、ベイダー卿が引き込まれた “ダークサイド” を擬似体験してもらおうという狙いも込められているという。

 そこで聴ける楽曲は、もちろん「帝国のマーチ」。最初の音が鳴った瞬間、ずしんと響く低音に圧倒される。ヘッドホンではあるのだが、音声もこぢんまりするようなことはなく、力強い音に包まれるような感覚で音楽を楽しめる。それぞれの楽器のニュアンスや細かい音、管楽器のヌケもよく、ごく短時間の試聴だったが、ひとつひとつの情報をていねいに再現する製品に仕上げられていることがわかった。

 ATH-AWSW DVは会場限定で販売されていたが、初日(4月18日)の時点では6名から購入したいという打診があり、実際に3名が購入してくれたという。

画像: 『スター・ウォーズ』コラボ完全ワイヤレスイヤホンが並ぶ

『スター・ウォーズ』コラボ完全ワイヤレスイヤホンが並ぶ

 もうひとつの『スター・ウォーズ』コラボ完全ワイヤレスイヤホンは、「ATH-CKS50TW2 DV」(ダース・ベイダーモデル)、「ATH-CKS50TW2R2」(R2-D2モデル)、「ATH-CKS50TW2 GG」(グローグーモデル)、「ATH-CKS50TW2 ML」(マンダロリアンモデル)が会場に並び、好みのモデルを試聴できるようになっていた。

 もちろんここも常に行列ができていたが、無事ATH-CKS50TW2 R2を試聴することができた。ベースモデルの「ATH-CKS50TW2」は人気の高い製品だし、装着感や音質は安定のクォリティ。ここでも「帝国のマーチ」を聴いてみたところ、さすがに低音の再現性や音の厚みはコンパクトになるが、バランスのいいサウンドとして再現できていた。

画像: 会場で一番人気だったというR2-D2モデル「ATH-CKS50TW2R2」

会場で一番人気だったというR2-D2モデル「ATH-CKS50TW2R2」

 これらのモデルは起動音や動作音などがカスタマイズされており、R2-D2モデルでは様々な電子音が割り振られている。それも試聴できるようになっていたので、一通り聞いてみた。8種類も用意されているので、どの音が何を意味しているかを覚えるのはたいへんだが、こういったキャラクターに寄せた細かい配慮は、製品の愛着が増すという意味でも嬉しい。

 なおコラボ完全ワイヤレスイヤホンは、初日だけで約400台の売上があったとかで、3日間で予想していた台数を軽くクリアーした模様だ。世界中のファンの熱意、恐るべしである。

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画像: ANIME&MANGA PAVILIONには、旅烏(弥次さん、喜多さん?)に扮したC-3POとR2-D2の姿も。ここはフォトスポットとして開放されており、ふたりと記念撮影をしようという行列ができていた

ANIME&MANGA PAVILIONには、旅烏(弥次さん、喜多さん?)に扮したC-3POとR2-D2の姿も。ここはフォトスポットとして開放されており、ふたりと記念撮影をしようという行列ができていた

画像: プロジェクションマッピングの体験コーナーも設けられ、漫画作品のスライドを使った作品が上映されていた

プロジェクションマッピングの体験コーナーも設けられ、漫画作品のスライドを使った作品が上映されていた

(取材・文・撮影:泉 哲也)

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