ステレオサウンドNo.233は冬号恒例の「ステレオサウンドグランプリ」と「ベストバイコンポーネント」を中心に、秋号の続編となる「多様化する現代プリメインアンプの世界 後編」、注目新製品の詳解記事など、年末号らしい一冊に仕上がっています。表紙を飾るスピーカーシステムは、ステレオサウンドグランプリを受賞した英国の老舗ブランド、タンノイのStirling ⅢLZ Special Editionです。
ステレオサウンドグランプリ
Stereo Sound Grand Prix 2024
今年1年間に新発売されたすべてのオーディオ製品を選考対象とする「ステレオサウンドグランプリ」。オーディオ評論家5名/本誌編集部代表2名(2名で1票)の計7名(6票)の選考委員による投票と討議により、本年度は計34機種がステレオサウンドグランプリを受賞しました。さらにその中から傑出した存在と認められる製品に贈られるゴールデンサウンド賞は、2モデルが受賞! これらの選考結果を読むことで、2024年に新発売されたオーディオ機器の傾向や受賞した34製品それぞれの魅力が明らかになるはずです。
ジャンル別・価格帯別
’24→25 ベストバイコンポーネント584選
本誌の「ベストバイコンポーネント」は、前年のベストバイに選定され、本年12月時点で販売を継続している製品と、直近一年間に登場した新製品を選考対象とし、選考委員の得点投票によって、それらをジャンル別・価格帯別にランキングする企画です。6名の選考委員の投票により、本年度は合計584機種のオーディオ機器が選出されました。順位や合計得点だけでなく、各選考委員によるコメントなども参考にしながら、オーディオ機器をお選びいただくためのガイドとしてご活用ください。
特集
多様化する現代プリメインアンプの世界 後編
25万円以上40万円未満実力派11機種の魅力を探る
232号(2024年9月発売)で実施したプリメインアンプ特集の後編として、25万円以上40万円未満の注目製品を一堂に集めた試聴テストを行なっています。この価格帯は、各メーカーの主力モデルが数多くラインナップ。それだけに、どのような魅力的な音を聴かせてくれるのか大いに気になるところです。音楽ファンやこれからオーディオを検討する方はもちろん、ベテランのオーディオファイルにも機種選定などに役立つのではないでしょうか。
そのほかの注目記事
連載記事「ベスト・オーディオファイル AGAIN」は、千葉県の永石さんです。
2024年冬の新着モデル、話題の新製品を徹底試聴する「Exciting Components」と「New Components Review」。記事内に所定のマークがあるコンポーネントは、ステレオサウンドオンライン「YouTubeチャンネル」の“チャンネルメンバーシップ(月額課金制)”限定の動画コンテンツとして、マイクロフォンで収録した各製品の音をお楽しみいただけます。
数々の海外製オーディオを輸入して日本国内に広めるなど、ハイエンド・オーディオ業界の発展に尽力されてきた株式会社ノア、株式会社アーク・ジョイアの元代表取締役、野田頴克氏の軌跡を追う「オーディオ輸入商社創業者の証言 後編」。このインタビュー取材の様子は、ステレオサウンドオンライン「YouTubeチャンネル」で発売日より公開。また、ステレオサウンド社制作の音楽ソフトをはじめ、数多くの音楽作品に関わってきたレコーディング・マスタリング・カッティングのエンジニアである松下真也氏が登場する連載「日本エンジニア列伝」など、インタビュー記事も充実の内容となっています。