ノアから、イタリア、ソナス・ファベールの新製品スピーカーシリーズ「Sonetto G2 Collection」が11月14日(木)に発売される。そのラインナップと価格は以下の通り。

●フロアー型スピーカー:
Sonetto VIII G2 ¥1,386,000(ペア、税込)
Sonetto V G2 ¥1,078,000(ペア、税込)
●ブックシェルフ型スピーカー:
Sonetto II G2 ¥473,000(ペア、税込)
Sonetto I G2 ¥363,000(ペア、税込)
●センタースピーカー:Sonetto Center G2 ¥473,000(1本、税込)
●壁掛けスピーカー:Sonetto Wall G2 ¥231,000(1本、税込)

画像: 写真左下が「Sonette Center G2」で左上が「Sonette ll G2」。中央がら右に順番に「Sonette VIII G2」「Sonette I G2」「Sonette V G2」「Sonette Wall G2」(写真のスタンドは別売)」

写真左下が「Sonette Center G2」で左上が「Sonette ll G2」。中央がら右に順番に「Sonette VIII G2」「Sonette I G2」「Sonette V G2」「Sonette Wall G2」(写真のスタンドは別売)」

 2018年に発売されたオリジナルモデル「Sonetto Collection」は、古楽器リュートを模した美しいキャビネット・デザイン、情緒あふれる上品で官能的なサウンドが評価され、日本国内はもとより世界中でヒットモデルとなった。

 その第2世代として生まれ変わった新シリーズは、弩級フラッグシップモデル「Suprema」のために開発された最新技術がいち早く投入されている。ブックシェルフ型、フロアスタンド型だけでなく、センター/壁掛けスピーカーも揃え、様々な試聴スタイルに対応できるのも魅力だ。

 その主な特徴は以下の通り。

●独自のキャビネットデザイン
 同社伝統のリュート形状をベースに、更なる改良を施したキャビネットデザインを採用。キャビネット外周部には最大で40mm厚、内部のブレイシング(補強材)には18mm厚の高密度ファイバーボードを採用し、平行面を持たない形状は内部定在波や不要振動を的確に抑制している。

画像1: ソナス・ファベールの、新しいスピーカーラインナップ「Sonetto G2 Collection」が誕生。ラッグシップモデル「Suprema」のために開発された最新技術をいち早く投入

●剛性に優れたCalcare Base(カルカーレ・ベース)
 キャビネット下部に搭載したベースは、素材や配合を試行錯誤して生まれたカスタムメイド・コンクリートで成形される。剛性と制振性に優れ、本体の安定性を向上させるだけでなく、キャビネット全体の構造をより強固にしている。床面とのアイソレーションが堅固となり、振動も最小限に抑えられる事で、リスニング環境に左右されることなく、スピーカーのポテンシャルを十二分に発揮させる(Sonetto VIII G2、Sonetto V G2、Sonetto II G2、Sonetto I G2に搭載)。

●新設計されたクロスオーバー・ネットワーク
 上位モデルで採用されたInteractive Fusion FilteringとParacross Topologyを組み合わせたHybrid IFF-Paracross Topologyを、Sonetto V G2、およびSonetto VIII G2の中高域に搭載。ミッドレンジとツイーターのドライバーの逆起電力を減少させる事で、信号に対する応答がスムーズになり、ユニット間での音のつながりがよりシームレスになるとのことだ。

 ブックシェルフ型のSonetto I G2およびSonetto II G2には、新たなクロスオーバー・デザインを採用。優れた設計により、明瞭でダイナミックレンジの広いサウンドステージを実現し、より高いリアリティの再現と、音楽への更なる没入を体験できるようになっている。

●Intono Technology(イントノ・テクノロジー)
 「HOMAGE Collection」向けに開発された技術で、キャビネット内に発生する歪みや共振を回避するように設計されたソリューションを搭載。ブックシェルフ型スピーカーのSonetto I G2とSonetto II G2に実装され、タイトな低域の再生を実現しつつ、デスクトップや壁面に近い環境にも設置可能となっている。

●Cutting Edge Technology(カッティング・エッジ・テクノロジー)
 Sonetto VおよびSonetto VIII G2、Sonetto Center G2に搭載された技術で、音の要となる中高域で理想的な再生を実現するために、内部チェンバーにコルクを採用した。コルクは素材自体の共振の少なさ、有機的な形状に容易に成形できるなどメリットも多い。チェンバー内の伝播と共鳴、定在波を最適化させ、ドライバーユニットを理想的な環境で駆動できるようになっている。

●不要な振動を最適に分散させるOrganic Basket(オーガニック・バスケット)
 F.E.M(Finite Element Method=有限要素法)に基づく構造解析によって開発された非対称バスケットを、ツイーターを除くすべてのユニットに搭載。振動板の動作により生じる振動を効果的に分散させる。

画像2: ソナス・ファベールの、新しいスピーカーラインナップ「Sonetto G2 Collection」が誕生。ラッグシップモデル「Suprema」のために開発された最新技術をいち早く投入

●カスタムメイド・ドライバーユニット
 独自のアローポイントDAD(Damped Apex Dome)テクノロジーを採用した28mmソフトシルクドームをシリーズ共通で搭載。ソフトドームの頂点をダンピングさせることでボイスコイルの逆相挙動を抑制し、音場の広がりと音の透明度を向上、ソフトドームとリングラジエーター双方のメリットを兼ね備えている。

 ミッドレンジは、Supremaのために開発されたCamelia Midrangeを踏襲。あえて振動板に着色をせずに、素材(セルロース・パルプを乾燥させた天然素材)自体の色を活かしている。振動板の外周部を5箇所カットしたデザインで円形特有の共鳴を回避し、自然なサウンドを再現する。

 ミッド・ウーファーも、外周部を5箇所カットしたエラストマー製のドライバーサラウンド(エッジ)を採用。ドライバーの円形モードを乱すことで干渉を減らせるため、音波の分散と直線性が向上し、よりクリアーで正確なサウンドを提供してくれる。

 ウーファーには、独自のサンドイッチ構造を持つ振動板を採用。剛性と弾性に優れたPMIフォームをふたつのペーパーコーンで挟み、ミッド・ウーファーと同様の振動板形状、新サラウンドエッジを搭載した。低域再生においても不要な干渉が低減され、サウンドの直線性と分散が最適化、驚異的なパフォーマンスを実現する。

●バイワイヤリング対応
 全モデルでバイワイヤリング対応スピーカー端子を採用。バイワイヤ/バイアンプ接続にも対応し、システムに合わせた自在なセッティングが可能。同社初となるバインディング・ポストカバーを採用し、背面まで洗練されたデザイン性を演出する(Sonetto Wall G2を除く)。

画像: 左から、Wenge(ウェンゲ)、Walnut(ウォルナット)、Gloss Black(グロスブラック)

左から、Wenge(ウェンゲ)、Walnut(ウォルナット)、Gloss Black(グロスブラック)

●豊富なカラーバリエーション
 Walnut(ウォルナット)以外にも、Wenge(ウェンゲ)、Gloss Black(グロスブラック)をラインナップ。ウォルナットとウェンゲは天然木の突板仕上げとしていることで、天然木ならではの手触りを持ち、木目の自然な美しさによる高級感のある仕上がりを実現している。日本ではウォルナットを通常仕上げとし、ウェンゲとグロスブラックは受注モデルとなる。

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