TOP WING Cybersound Groupでは、アメリカ、SONOREブランドのネットワーク・アタッチト・レシーバー「SignatureRendu SE optical Deluxe」の受注を開始する。価格は¥880,000(税込)で、標準的な納期は1ヵ月ほどとのことだ。

 Signature Rendu SE optical DeluxeはSONOREの独自OS=Sonicorbiterを搭載する、Renduシリーズのフラッグシップモデルで、前機種「Signature Rendu SE optical」から全面的に回路を刷新している。

 先ほど発表された「opticalRendu Deluxe」と同様に、スイッチングハブのSFPポート(非搭載の場合はLAN/光コンバーターなどを介して)と接続し、そこからの音楽信号をUSB Type-A端子からUSB DACに出力するというもの。Sonicorbiter 2.9にハードウェアを最適化。CPUの処理負荷を抑え、ノイズフロアーを低減させている。

 高信頼性を誇るBroadcom社製ネットワークICを採用して、ネットワーク回路を全面的に刷新したのも同様だ。その過程で、新たなクロック回路方式や各パーツをつなぐ信頼性の高いパターン設計を発見し、実装している。

画像: TOP WING Cybersound Groupが、SONOREのネットワーク・アタッチト・レシーバー「Signature Rendu SE optical Deluxe」の受注をスタート。前機種から全面的に回路を刷新

 多くのパーツの試聴を踏まえ、ヘッドルームに優れ、空間表現が巧みな、アメリカMercury Magnetics社と共同開発した特注EIコアトランスを採用したとのことだ。また、電源容量に対して3倍の容量の超高品質なMundorf製コンデンサーを搭載することで、安定的な動作を担保しながら、気になる電源ノイズも低減させている。

 メイン基板は11個の高品質超低ノイズのレギュレーター、2個の単一周波数超低ジッターFemtoクロックを搭載。現代的オーディオのキーデバイスとして定着したFemtoクロックも惜しみなく採用することで、USB DACへのデータ出力を新次元のクォリティで達成できている。

 筐体には、極厚鏡面仕上げのアルミニウムをフロントパネルに、スチールを筐体に用いることで、フロントパネルの美しさ、スチールのシールド特性、筐体剛性、双方の材質のよさを生かしている。

 その筐体は余裕を持ったサイズにすることで、内部のパーツ配置に自由度を持たせた。磁束漏れによる他の基板への影響を最小とするために、トランスは離して設置し、合金シールドで分離した。これらのトランスや基板は、電気抵抗、長期安定性に優れたはんだ付け、接点保護を行った銅合金製ネジ端子によって接続されている。内部配線にはテフロン絶縁体の極太銀メッキ線を採用する。

「Signature Rendu SE optical」の主なスペック

●OS:SONORE Sonicorbiter 2.9
●接続端子:SFPポート、USB Type-A(Audio Class 2.0準拠)
●対応フォーマット:PCM 44.1kHz〜768kHz、DSD64〜DSD512(Native、DoP)
●対応ネットワークプロトコル:DLNA/OpenHome、Roon RAAT、Spotify Connect、HQ Player NAA
●寸法/質量:W320✕H68✕D268mm/4.7kg

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