TAD(G401)

 TAD(テクニカル オーディオ デバイセズ)では、先ごろ発表された「TAD-R1TXLTD」(¥23,100,000、ペア、税込、全世界25セット限定)を展示、同ブランドのReferenceシリーズと組み合わせたデモを行っていた。

 TAD-R1TXLTDは2019年に登場したフラッグシップモデル「TAD-R1TX」の特別限定モデル。表面仕上にサンタマリアアクアマリンと呼ばれる深い藍色を採用、会場でもその違いについて細かい説明があり、お客さんも製品の美しさに見惚れている様子だった。

 そのTAD-R1TXLTDを駆動するシステムには、SACD/CDプレーヤー「TAD-D700」とプリアンプ「TAD-C700」、パワーアンプ「TAD-M700」×2が組み合わせられ、同社の最新サウンドを披露していた。

 その他に昨年登場したブックシェルフ型スピーカー「TAD-CE1TX」(¥3,190,000、税込、ペア)のデモも実施。こちらの再生システムはEvolutionシリーズで、SACD/CDプレーヤー「TAD-D1000TX」、プリアンプ「TAD-C1000」、パワーアンプ「TAD-M1000TX」という構成だった。

画像: 「TAD-R1TXLTD」

「TAD-R1TXLTD」

画像: 今回の再生機器。左がReferenceシリーズで、右がEvolutionシリーズ

今回の再生機器。左がReferenceシリーズで、右がEvolutionシリーズ

ノア(G402)

 2024東京インターナショナルオーディオショウで、一番の注目を集めていたのは、G402のノアブースと言って間違いない。今回の同社ブースにはイタリア、Sonus faber(ソナス・ファベール)の最上級スピーカー「Suprema」(¥170,500,000、税込、ペア、デュアル・サブウーファー)が展示されており、その音を聴いてみたいというオーディオファンが常に試聴の列を作っていたのだ。

 そのSupremaは10基のドライバーを搭載したメインキャビネットと、38cmダブルウーファー仕様のサブウーファー、クロスオーバーネットワークのからなるシステムで、今回はブルメスターのプリアンプ「035」やパワーアンプ「218」「159」などの豪華システムでドライブしていた。

画像: 今回は「Suprema」のダブルウーファー仕様が出展されており、メインキャビネットとサブウーファーがL/Rにそれぞれ設置されていた

今回は「Suprema」のダブルウーファー仕様が出展されており、メインキャビネットとサブウーファーがL/Rにそれぞれ設置されていた

 同社ブースにはその他にも、「Sonetto G2」シリーズが展示されていた。同シリーズの第2世代で、上記のSupremaのために開発されたCamellia(カメリア)方式のミッドレンジユニットを搭載している。この方式は振動板のエッジ部を5ヵ所カットし、エッジを凹型にすることでスムーズな振幅と回折の解消を実現する技術だ。Sonetto G2シリーズではミッドレンジだけでなく、ウーファーユニットも振動板の外周部を5ヵ所カットし、理想的な振幅と拡散性の向上を目指したそうだ。

画像: 「Sonetto G2」シリーズも展示されていた。写真左から「SONETTO VIII G2」「SONETTO V G2」「SONETTO II G2」「SONETTO I G2」

「Sonetto G2」シリーズも展示されていた。写真左から「SONETTO VIII G2」「SONETTO V G2」「SONETTO II G2」「SONETTO I G2」

アーク・ジョイア(G403)

 アーク・ジョイアのブースでは、6月に発売されたFRANCO SERBLIN(フランコ・セルブリン)のスピーカー「Accordo Goldberg」(¥1,783,000、税込、ペア)や、Estelon(エステロン)の「AURA」(¥2,860,000+グロス仕上げ追加、税込、ペア)を展示していた。特にAURAはこの7月に追加されたカラーバリーションからIron Grey仕上げも並んでおり、その仕上げの美しさを確認している方も見受けられた。

画像: 左がエステロン「AURA」のIron Grey仕上げで、右はフランコ・セルブリン「Accordo Goldberg」+「Stand Goldberg」

左がエステロン「AURA」のIron Grey仕上げで、右はフランコ・セルブリン「Accordo Goldberg」+「Stand Goldberg」

 ラックにはソウリューションのフォノアンプ「757」(参考出品)やプリアンプ「727」(¥11,550,000、税込)もセットされており、これらとの組み合わせで上記スピーカーを駆動していた。

画像: 左奥中段がソウリューションのフォノアンプ「757」で、右の中段がプリアンプ「727」

左奥中段がソウリューションのフォノアンプ「757」で、右の中段がプリアンプ「727」

タイムロード(G404)

 タイムロードでは、CHORD(コード)やPATHOS(パトス)といった同社取り扱いの人気モデルを組み合わせて、ハイレゾ音源を使ったデモを行っていた。そこにはArchitecturaの音響パネル「Art Panel」も設置され、展示会場でもきちんとした再生環境を実現しようという配慮がうかがえた。

 さらに参考出品モデルとして、イギリス、KUDOS(クドス)のブックシェルフスピーカー「Titan 505」(本体と専用スタントのセット)も展示され、その音を確認できるようになっていた。クドスのスピーカーは海外のオーディオショーではコード製品と組み合わせてデモに使われることが多いとかで、今回はその相性のよさを踏まえて日本市場に導入することになったという。

 Titan 505は29mmドーム型トゥイーターと、180mmウーファー×2基を搭載した2ウェイ3スピーカー仕様で、ウーファーを背中合わせに配置したアイソバリック方式を採用している。価格は未定だが、300万円弱になる見込みとのことだ。

画像: 「Titan 505」はスピーカー本体と専用スタントのセットとなる

「Titan 505」はスピーカー本体と専用スタントのセットとなる

画像: スピーカー端子部。上部のジャンパーピンを外すことでバイワイヤリング接続も可能

スピーカー端子部。上部のジャンパーピンを外すことでバイワイヤリング接続も可能

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