ラックスマンは、USB D/Aコンバーターの最新モデル「DA-07X」(¥638,000、税込)を10月に発売する。2022年に発売したSACD/CDプレーヤー「D-07X」から、ディスク再生機能を取り除き、USB DACとしての機能や音質性能をブラッシュアップした製品となる。
近年のオーディオシーンでは、様々な音楽ストリーミングサービスが登場し、話題を集めている。それらを高品質に楽しむために重要なアイテムとして単体DACにも注目が集まっているという。
DACブロックには、「D-10X」「D-07X」同様のROHM社製「MUS-IC」シリーズのトップエンドDACチップ「BD34301EKV」をデュアルモノーラル構成で採用。USB入力時には、最大で768kHz/32ビットのPCMとDSD22.5MHzに対応し、MQAフォーマットを完全サポートするフルデコーダー機能も搭載している。
アナログ回路には、モノラルモードで動作するDACチップの差動出力を受けるフルバランス構成のI/V変換と、LPFステージを兼ねた高音質ディスクリートバッファー回路を搭載し、次段コンポーネントを強力にドライブ。伸びやかで躍動感のあるサウンドを実現した。
DA-07Xの主な特徴は以下の通り。
●ネットワークトランスポート「NT-07」やPC/Macを接続するUSB入力の他、同軸×2、光×2、XLRバランス(AES/EBU)×1の豊富なデジタル入力端子
●大型プラグを装着した高性能なアナログラインケーブルを接続可能な幅広ピッチのRCA出力端子とXLRバランス出力端子
●ROHM社製「MUS-IC」シリーズのトップエンドDACチップBD34301EKVをデュアルモノーラル構成で搭載
●USB入力時は最大PCM 768kHz/32ビット、DSD 22.5MHz、S/PDIF入力時は最大PCM 192kHz/24ビット、DSD(DoP) 2.8MHzのデジタルフォーマットに対応
●USB、S/PDIFなどすべての入力でMQAフォーマットの再生に対応
●発振周波数付近のノイズを低減する高精度・低ジッターの超低位相雑音クロックモジュール
●好みの音質を選択可能なフィルター切り替え機能
●入力ごとに最適化された各種低ジッター化機能
●不要な信号経路をシャットオフし、アナログ出力の品質を向上させるデジタル出力オフ機能
●アナログ出力の位相をフロントパネルで簡単に切り替え可能な出力位相切替機能(アンバランス/バランスともに可)
●入力されたデジタル信号をスルー出力可能な(同軸/光各1系統)DDコンバーター機能(PCM 時最大192kHz/24ビット)
●モノラルモードで動作するDACチップの差動出力を高品位にドライブする完全バランス構成(同一構成のアンプ×4基)の高音質ディスクリートバッファー回路
●OIコアタイプの大型電源トランス+各回路独立のレギュレーター+カスタム仕様の大容量ブロックコンデンサー(10,000μF×2本)による、高品質な電源供給環境を実現するハイイナーシャ(高慣性)電源
●ラックスマン伝統のラウンドパターン配線基板や、OFCの内部配線、オリジナルカスタムパーツ等をふんだんに採用
●ネットワークトランスポートNT-07やヘッドフォンアンプP-750uII等と組み合わせしやすい薄型サイズ
●機器の様々な情報を表示する高精細4段階ディマー機能付き大型有機EL ディスプレイ
●デジタルノイズを徹底的に遮断するシールドシャーシ構造
●グラウンドマスの増大や筐体の剛性向上に寄与する極厚の鋼板ボトムシャーシ(2枚構成の計3.6mm厚)
●微小レベルのデリケートな音楽信号を不要な振動から守るグラデーション鋳鉄製レッグ
●装着方向を変更し端子全体でケーブルの重量をサポート可能とした金メッキ仕上げのACインレット
●従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新・電源ケーブル(JPA-10000i)