LGエレクトロニクス・ジャパンは本日、既報の通り都内で2024年夏モデルとなるテレビの新製品発表会を開き、4K有機ELテレビ3シリーズ全15モデル、4K液晶テレビ4シリーズ全14モデルを発表した。新製品群の特長については、下記の各記事をご覧いただくとして、ここでは発表会の模様を簡潔に紹介したい。

画像: 4K有機テレビの大型モデルも壁掛けできます。しましょうよ、という提案展示

4K有機テレビの大型モデルも壁掛けできます。しましょうよ、という提案展示

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 発表会では、同社マーケティングチームの植田氏が登壇し、主に有機ELテレビについて、その歴史や製品展開、今回の新機軸・新機能・特徴について説明してくれた。

 曰く、LGエレクトロニクスはグローバルで製品を展開しており、売り上げは8.5兆円にも及ぶそうで、白物家電(36%)の割合は高いものの、テレビが含まれるホームエンターテイメント製品は17%もの占有率を誇っているそうで、同社の中でも大きな柱になっているということだ。

 そのホームエンターテイメント製品は3つのキーワード――「First:他社に先駆けて発売する」「Unique:独自性を持つ」「New:新しい製品」――を以て設計・開発されているそうで、特に有機ELテレビついては、2013年に大画面サイズとしてワールドワイドに販売を開始して以降、薄型、8K解像度、巻取り式、湾曲式、4K/120Hz映像のワイヤレス伝送可能などなどの新機軸を備えた製品を投入し、市場をリードしてきた結果として、11年連続で世界ナンバー1の実績(台数ベース)を獲得しているそうだ。

画像2: LG、2024年夏モデルの4Kテレビを一挙に発表。映像プロセッサーの刷新で、画質も音質もアップ!

 そうした流れを踏まえ、2024年モデルでは「家族で大きな画面を見て、感動ストーリーを味わってほしい」をメッセージとして訴求。つまりは、4K有機ELテレビで最大サイズとなる97インチをラインナップし(G4シリーズ。その他77、83インチも揃える)、薄型・軽量なデザインとすることで、壁掛け・壁寄せ設置を推進し、大画面テレビを設置しても、リビングが狭くなりません=空間効率をアップさせることができる、提案していくということだ(日本市場において、「壁掛け」のキーワード検索は、この10年で約2倍に増加しているそう)。

画像3: LG、2024年夏モデルの4Kテレビを一挙に発表。映像プロセッサーの刷新で、画質も音質もアップ!

 ということで、続いては特に有機ELテレビの新機能が紹介された。まずは映像エンジンについてとなるが、今回はプロセッサーが刷新されたそうで、型番の数字も上がり「α11 AI Processor 4K」に。AIパフォーマンスは4倍、グラフィック性能は1.7倍、処理能力は1.3倍アップしており、それを高画質・高音質をクリエイトする資源に割り当てている。

 AIを使った画像処理については、従来は2段階の処理となっていたが、ピクセル単位での超解像処理、顔を認識しての(顔に対しての)専用処理、の工程が追加され、より自然で繊細な映像のクリエイトが可能になったという。また、注目点(オブジェクト)の判別にAIを適用することで、コントラストやシャープネスの最適化が進み、より立体感のある映像に再現できたり、画面全体の色味を判別し、画面の状況に即した配色(暖色よりにするとか、寒色系にするとか)にすることで、ナチュラルな再現を可能にしたということだ。

画像4: LG、2024年夏モデルの4Kテレビを一挙に発表。映像プロセッサーの刷新で、画質も音質もアップ!
画像5: LG、2024年夏モデルの4Kテレビを一挙に発表。映像プロセッサーの刷新で、画質も音質もアップ!

 音声についてもAI機能の適用はあり、「AIボイスマスタリング」では、音の中から声を判別・抽出することで、聞きやすくなるような処理が行なわれるそう。バーチャルサラウンドは、昨年モデルの9.1.2から、2024年モデルでは11.1.2(Gシリーズのみ)相当への拡張が可能になった。

画像6: LG、2024年夏モデルの4Kテレビを一挙に発表。映像プロセッサーの刷新で、画質も音質もアップ!

 その他、リフレッシュレートは144Hzへと高められ、ゲーミング性能のアップが図られたり、基本OSのweb OSは5年間のアップデートが保証されるそうだ(4回のアプデに対応)。

https://www.lg.com/jp/

画像: 壁掛けしましょう、という提案

壁掛けしましょう、という提案

スリムマウント

画像: 今回の新製品の55インチを一堂に展示

今回の新製品の55インチを一堂に展示

画像: 同時発表のサウンドバーを組み合わせた展示

同時発表のサウンドバーを組み合わせた展示

画像: 昨年モデル(継続)となるが、4K/120Hzの伝送を可能にしました、の展示

昨年モデル(継続)となるが、4K/120Hzの伝送を可能にしました、の展示

画像7: LG、2024年夏モデルの4Kテレビを一挙に発表。映像プロセッサーの刷新で、画質も音質もアップ!
画像: 左は海外モデルのリモコン。金属ボディで重量感もある

左は海外モデルのリモコン。金属ボディで重量感もある

画像: ゲーミングにも向いています、の展示

ゲーミングにも向いています、の展示

画像: 画面の分割表示(’2画面、4画面)が可能なので、ヨガのYouTubeを見ながら、オプションのカメラで自分の姿を映して、練習できますよ、の展示

画面の分割表示(’2画面、4画面)が可能なので、ヨガのYouTubeを見ながら、オプションのカメラで自分の姿を映して、練習できますよ、の展示

画像: 組み合わされていたBluetoothスピーカーは参考出品。今月発表で、1本売りで3万円ほどとか。ステレオでデモが行われており、なかなかに広い音場を創造してくれた

組み合わされていたBluetoothスピーカーは参考出品。今月発表で、1本売りで3万円ほどとか。ステレオでデモが行われており、なかなかに広い音場を創造してくれた

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