犬、ヒップホップ、カーチェイス、「裏稼業」。こうしたファクターに触手を動かされる方にとっては、とくにドーパミンが湧き出るであろう一作。それがこの映画『シモキタブレイザー』といえるはずだ。2月16日からヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて劇場公開される。

 監督・原案・プロデューサーは、元暴走族による復讐劇を描いた『灰色の壁大宮ノトーリアス』で評判を集めた安藤光造。今回は、その日暮しのタトゥーアーティストであるKEN(佐藤嘉寿人)+ガンジャ売りのSMOKY(赤名竜乃介)のコンビに、BUZZ(青木謙)とSNOW(倉冨なおと)が合流、いささか急造のチームで、閉店中の宝石店に押し入って強盗をはたらく。もっとも店側にとっては「宝石が盗まれる」ことはある意味想定内だった、が、壁に飾ってあるアナログ・レコードまでが盗まれてしまった。このレコードは世界にひとつしかないという伝説の「シモキタブレイザー」。時価数億円はするという、とんでもない、計り知れない価値を持つ一枚なのだ。

画像: 時価数億円のアナログ・レコードを探しだせ! カーアクション@下北沢もたっぷりの一作『シモキタブレイザー』

 さあ、あまりにもベラボーな「窃盗事件」になってしまった。が、レコード好きの読者ならお分かりかと思うが、こういうものは、その価値を知らない人にとっては、ただの黒い丸いデカいものでしかなく、さらに買い取り業者はしっかり足元を見てくる。「シモキタブレイザー」も所有者を転々とするのだが……。さあ、どうなるか。実に興味深いSMKTダンス、さらに東京・下北沢の風景もたっぷり見ながら手に汗握ることのできる一作だ。出演はほかに佐藤タダヤス、伊藤慶徳、兒玉遥など。

映画『シモキタブレイザー』

2月16日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国ロードショー

出演:佐藤嘉寿人 赤名竜乃介 青木 謙 倉冨なおと 伊藤慶徳 佐藤タダヤス 浦 彩恵子 チャンス大城 寺地拳四朗 /モロ師岡 兒玉 遥 出口亜梨沙 杉浦文紀 室田真宏 岡田地平 蟹江アサド 仁也 コネクリ先輩 謝花弘規 朝倉ここな

監督:安藤光造 脚本:賀々贒三・安祖兄小屋次 撮影:野村次郎 照明:溝渕健二 録音:飴田秀彦 助監督:躰中洋蔵 美術:佐々木記貴 衣装:林 万里衣 ヘアメイク:征矢杏子 編集:水野翔斗・安祖兄小屋次 アクション:伊藤啓太 カーアクション監督:安祖兄小屋次 音楽:小河原秀作・安祖兄小屋次 音響効果:臼井 勝 コプロデューサー:田辺眞一 キャスティング:川口真五 企画・製作:株式会社モンキースパイス 協力:長谷川トラストグループ 配給:アルバトロス・フィルム
2023年/日本映画/日本語/71分/16:9/PG12
(C)2023 MONKEYSPICE.INC

This article is a sponsored article by
''.