ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のインターネット配信サービス「デジタル・コンサートホール」は、今シーズンでスタートから15周年を迎える。これを記念して最初のライブ中継記念日に合わせ、日本時間の2024年1月7日(日)午前3時から「デジタルコンサートホール15周年記念放送」を無料配信することになった。
そこでは、ベルリン・フィルのメンバーとデジタル・コンサートホールの専門家が、このプロジェクトがどのようにして誕生したのかについて語ってくれる。また、司会者でホルン奏者のサラ・ウィリスは、ベルリン・フィルの他のメンバーやゲストとともに、15 年間のハイライト映像とともに舞台裏へと誘う。
この記念プログラムは、日本時間の1月7日午後8時にも無料で再配信される予定という(後日、デジタル・コンサートホールのアーカイブにて常時無料視聴可)。ベルリン・フィルでは、今シーズンは他にもさまざまな活動でメモリアルイヤーを祝う予定とのことだ。
「デジタル・コンサートホール15周年記念放送」
2024年1月7日(日)日本時間午前3時〜
2024年1月7日(日)日本時間午後8時〜(再配信)
サラ・ウィリス(司会)、ベルリン・フィル団員とゲスト
デジタル・コンサートホールの歴史と特徴
デジタル・コンサートホールは、ベルリン・フィルが運営するインターネット配信サービス。「可能な限り最高の音質と画質で、専用のインターネットプラットフォーム上で世界中の聴衆がアクセスできるようにし、記録するべきである」という思いで誕生した。
コンサートは、テレビ用アプリのインターフェイス、インターネット、モバイル・デバイス上で4K/HDR映像で体験可能。サウンドはスタジオ品質のロスレスオーディオ(ハイレゾ)と、ドルビーアトモスによるイマーシブオーディオの3Dサラウンドのいずれかを選択可能となっている。
配信の視聴については、ユーザーアカウントを作成すると、デジタル・コンサートホール内のすべてのインタビューや教育プログラムに無料でアクセスできるようになる。デジタル・コンサートホールのすべてのコンテンツとライブ中継へのアクセスは、月額視聴プラン(月額16.90ユーロ、常時解約可)で可能だ。また、12ヵ月(169ユーロ)、30日(19.90ユーロ)、または7日(9.90ユーロ)の自動延長なしの期間制チケットも準備されている。
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