デンマークのオーディオビジュアルブランドBang& Olufsen(バング&オルフセン)は、モータースポーツのパイオニアFerrari(フェラーリ)とコラボしたFerrari Collectionを発表した。B&Oの人気モデルをベースに、各モデルに適したカラリングを行ったバリエーションモデルで、そのラインナップは以下の通り。
●スピーカーシステム: Beosound 2 3rd Gen ¥679,900(税込)
●ポータブルスピーカー:Beosound Explore ¥32,900(税込)
●Bluetoothイヤホン:Beoplay EX ¥57,900(税込)
●ヘッドホン:Beoplay H95 ¥169,900(税込、10月発売予定)
B&Oとフェラーリは、半世紀以上に渡りそれぞれの業界で最先端を走り続けて来た。B&Oは1925年にデンマークで創業して以来オーディオビジュアルと音響の展望を形作り、 フェラーリは1947年以来、自動車産業の常識を革新し続けている。今回のFerrariCollectionは、クラス最高のパフォーマンス、優美な美学、そして細心のクラフツマンシップを融合させて創り上げている。
B&Oは約70年にわたり、アルミニウムを使用したデザインの先駆者として知られている。実際に同ブランドでは美しいアルミボディのスピーカーが多くラインナップしており、そのアルミニウムの加工技術は、Beosound 2に受け継がれている。
昨日開催された新製品発表レセプションには、これら4モデルが並んでおり、来場者もその美しい仕上がりに感心している様子だった。そこで目を惹くのはやはり “フェラーリレッド” だ。B&Oではフェラーリのアイコンとも言える “赤” を再現するために、車体のペイントパレットからさまざまな色調を探り、検討を行ったという。
さらにアルミに塗装を施す際にも、理想の色調に仕上げるために様々な試行錯誤を行って仕上げている。そこではデンマークのStruerにある工場、 Factory 5が重要な役割を果たしたという。
レセプション会場にはBeosound 2の製造過程がわかるサンプルが並んでいたが、厚さ1.5mmほどのアルミ円柱から整形や研磨を行い、形が整ってからアルマイト加工を加えて塗装、そして本体上部にスリットを加えて仕上げている様子がよくわかり、その精密さに驚いた次第だ。
Ferrari Collectionはオンラインストア、B&Oの一部店舗で購入可能とのことだ。