ステレオサウンドNo.228の特集は、オーディオ評論家諸氏が今もっとも注目している現行スピーカーの魅力を、最大限に活かすアンプを探る「心惹かれたスピーカー さらなる理想を求めるアンプとの組合せ」と、前々号から連載しているアナログプレーヤーの試聴テストの第3弾「ハイクラスADプレーヤー10機種の魅力を探る」の2本立て。その他、話題の新製品を詳解する「SPECIAL PRODUCTS REVIEW」や「ギリシャ・ピリウム訪問記」など、多彩な内容となっています。表紙を飾る製品は、英国B&W 800シリーズの特別仕様モデル、801D4 Signatureです。
特集1
心惹かれたスピーカー
さらなる理想を求めるアンプとの組合せ
特集1では、6名のオーディオ評論家に、価格条件を無制限としたすべての現行スピーカーの中から、心惹かれたベストな1機種をそれぞれに選んでいただきます。そして、そのスピーカーの魅力をもっとも引き出すアンプとの組合せを探る試聴を行ないます。この特集により、そのスピーカーを選んだ理由は何か? どんな音で鳴らしたいのか? アンプとの組合せ方法とは?……など、評論家諸氏によるプランニングの検討や組合せ決定までのプロセスは、お手持ちのオーディオシステムの音をさらに理想へと近づけたいと願う読者にとって、ひとつのヒントとなるはずです。
特集2
ハイクラスADプレーヤー
10機種の魅力を探る
前々号から続くアナログプレーヤー特集の第3弾。今号では価格が100万円以上から300万円台のトーンアーム付きADプレーヤー10機種の試聴テストを行ないます。各メーカーの技術力がフルに投入されたモデルの多い価格帯だけに、アナログレコード再生に強いこだわりを持つユーザーからベテランのオーディオファイルまで、幅広い読者のみなさんに興味を持っていただけるでしょう。
そのほかの注目記事
①注目の新製品を詳解する「SPECIAL PRODUCTS REVIEW」。取り上げる製品は、B&Wの800シリーズ特別仕様モデル「801D4 Signature」と「805D4 Signature」、リンの新たなフラグシップスピーカー「360PWAB」、ソウルノートから新登場するプリメインアンプ「A3」です。
②メイド・イン・アテネのハイエンド・オーディオブランド。その開発・製造の現場をリポートする「ギリシャ・ピリウム訪問記」。
③2023年秋の新着モデル、話題の新製品を徹底試聴する
「Exciting Components」「New Components Review」。
オーディオ・音楽にゆかりある人物を訪ねた記事は今号も盛りだくさん。
④ミュージシャン/プロデューサーなどマルチに活躍する寺岡呼人氏が、アナログレコードに回帰した理由を語る「オーディオルーム訪問を巡って」。
⑤伝説の国内ジャズ・レーベル、スリー・ブラインド・マイス。レコーディング・エンジニアの自宅スタジオでお話を伺った「TBMサウンドを創り上げた神成芳彦氏の録音人生」。
⑥レコード演奏家を巡る連載記事「ベスト・オーディオファイル AGAIN」。
⑦連載記事「つくりては語る」にご登場いただいたのは、独自開発技術でさまざまな製品を世に送り出すフィデリックスの中川伸氏です。
⑧「SS Long Interview」では、海外で圧倒的な知名度を誇る日本のフォノカートリッジブランド、ZYXの中塚久義氏からお話をうかがいました。